去る者追わず。顧客離脱の際に「コレ」ができる店は売れていく

Businessman walking to the office.
 

ただ、こうして去る者は追わずとも、なぜ去っていくのかは注力して見極める必要はあります。

それが次につながるからです。

去っていく理由はまちまちと言いましたが、「まぁ合わなかったんじゃない」と安易に考えるだけではいけません。

顧客が去っていくのには、明確な理由がある場合もあれば、そうではないこともあります。

なんとなくいなくなるというのは一番厄介な問題であり、実際には一番大きな離脱要因でもあります。

でもその”なんとなく”が何なのかを考えるのです。

ほんの少しの接客の食い違いなのか、それとも商品的なことなのか、はたまたしばらく通わなかったことで顔を見づらくなったのか。

同じ”なんとなく”でも、お客様によって微妙な違いがあります。

その違いを見極め、
「あのお客様にはこうすればよかったのかもしれない」と仮説立てをし、また同じことが起こらないように努力をする。

そうしていくことで、少しずつ顧客の離脱を減らすことはできます。

それでも離脱は起きるものですから、それはそれとして考え込みすぎずに次のお客様を増やしていく。

そうしたバランスをとれていると、店は長く続いていきます。

今日の質問&トレーニングです。

1)自店の直近の離脱顧客を数人抽出してみましょう。

2)そのお客様たちはなぜ離れていったと考えられるでしょうか?

3)次にまた同じようなことが起こらないようにするために、どんな仮説立てをして仕事に取り組みますか?

image by: Shutterstock.com

坂本りゅういちこの著者の記事一覧

様々な接客販売業で日本一の売上を獲得した販売員がお伝えする販売力向上の秘訣!
「もっと売れる販売力を身につけたい……」「スタッフへの指導について勉強したい……」など、接客販売力を向上させるために必要な事を毎日無料で配信中。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 販売力向上講座メールマガジン 』

【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • 去る者追わず。顧客離脱の際に「コレ」ができる店は売れていく
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け