市教委という独立した行政委員会が他所から指導を受け指摘される状態を作り出したのにも関わらず、つまりに自らの対応に大きな問題があったのに、そこは、どこか地球の裏にでも置いておいて、市民の方が混乱すると恩着せがましく、広報誌に記載して広く知らしめようとする狡猾なさまという異常が3つ目。
さらには、市教委の偏った意見を丸写しで、およそ別組織であろう市議会の広報誌に恥ずかしげもなく載せてしまうという、実は海南市行政が一蓮托生ではないかという異常が4つ目。
まだある。
海南市市議会があるホームページには、「第三者を誹謗中傷する内容や個人情報はお断りします」とわざわざ注意書きしつつも、文面において、いじめ被害者と保護者が地元民では特定できる状態なのを知りつつ、誹謗中傷する内容を公的な広報誌に記載する幼稚かつ卑怯な嫌がらせをし、これは市議会の広報誌だから市議会、海南市自体を巻き込んでの被害者への吊し上げを行うという暴挙が継続して行われているという公的村八分令という異常が5つ目。
冒頭に戻るが、いい加減にしろよバカヤロー。
本音で言えば、そうなるだろう。
本当に第三者委員会は大丈夫なのか?
ここまでくると、これが先に行われ、それを行った犯人組織が設置する第三者委員会は本当に大丈夫なのか?という疑問が簡単に生じるだろう。
メンバーはすでに公表されているので、下記の5人だ。
ただ彼らの中には、他所の委員会などで被害者に寄り添った対応をしてくれたと意見が出てきている委員もいる。もはや、この5人の正義にこの事件は委ねられているとも言えよう。
そして下記が海南市の西原教育長が出した諮問に関する文書である。
ここには諮問理由をこう書いてある。
海南市立小学校の当時1年生の児童の保護者から、子どもがいじめを受けているとの訴えがあり、学校及び教育委員会においても事実関係の調査を行ってまいりましたが、今般、第三者である海南市いじめ問題調査委員会に事実関係を明確にするための調査を行って頂くため、諮問いたします。
学校及び教育委員会においての調査と評価できる事実はなく、これらを総合的に評価して、法律と照らし合わせ、その対応は誤りであると文科省に指摘されている事実がある。これは、天下のNHK報道がその裏付けを慎重にして記事と映像でしっかりと報じている。新聞もその他の報道も同様である。
その上で、よくも恥ずかしげもなく、「ちゃんとやったもん」と書けるもんだ。
私は本業探偵であるから人の裏側の汚い部分を日常として当たり前に見てきているし、世の中が全て正義である事がまかり通ることなどはない、裏があって欲があるということを心底見てきているが、ここまで羞恥心すらないのかというやり方は、見ているこっちが恥ずかしくなってくるほどだ。
不安はある。報道機関の記者さんによれば、第三者委員会の会議中、教育長がこの会議に入り込み最後まで出てこなかったという。
諮問内容からすれば、教育委員会も調査対象になる。その調査対象の長が、第三者委員会に入り込んでしまうというのは、それ自体で一発中立公平性を欠く対応ということになろう。
この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ