プーチンとコロナが開けた「パンドラの箱」。高まる核ミサイル攻撃の懸念

 

戦闘当事者たちにかかっている膨大な停戦圧力

ロシアとウクライナの戦争は膠着状態にあり、巷では年末までに一旦停戦すべきとの意見が高まってきていますし、ウクライナの最大の支援国であるアメリカ国内でも共和党の7割以上がこれ以上のウクライナ支援は不適切と考え、リベラルと評されるCNNの世論調査では57%のアメリカ人がウクライナへのこれ以上の支援は望ましくないと答えていることから、戦闘当事者たちに膨大な圧力がかかっていることが分かります。

プレッシャーに晒され、手元に勝敗を左右することが出来る方法や道具があるとき、私たちは理性的に振舞うことが出来るか。

停戦の話題がニュースで流れる中、もしかしたら、私たちは78年前に広島と長崎の罪なき人々を襲った残虐な現実を忘れ、再び開けてはならない扉を開いてしまうことになるかもしれないと、私は非常に恐れています。

感情的になりすぎでしょうか?ただの妄想でしょうか?

そうであることを心の底から祈ります。

国際情勢の裏側でした。

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