「二本足の真っ黒な生物が…」探偵の“心霊話”がおもしろい

Horror silhouette in window with curtain inside bedroom at night. Horror scene. Halloween concept. Blurred silhouette of ghostHorror silhouette in window with curtain inside bedroom at night. Horror scene. Halloween concept. Blurred silhouette of ghost
 

突然ですが、あなたは「心霊」を信じますか?メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さん曰く、探偵はそうした類の話を信じない人が多いそう。しかし、心霊との遭遇は少なくないとか……。それは一体なぜ?そして、実際の恐怖エピソードも紹介しています。

探偵と心霊

探偵業界にいる人間は、心霊じみたものを信じない人が多い。しかし、探偵の職業柄、心霊現象らしきものを目の当たりにしたという人もまた、多いのです。

それは何故かと言うと、ビデオカメラの録画時間の長さです。我々は調査の際、特に張り込み時は、ビデオカメラをずっと録画状態にして対象者のいる建物を撮り続けるのです。平均して、一度の調査で6時間~8時間ぐらいは毎回撮り続けます。理由は、どのタイミングで対象者が出てきても録画できるようにするためです。

そんな長時間のビデオカメラでの撮影を繰り返していると、当然、真夜中の田舎町を撮り続けることも多々あるわけです。そして、撮れ高を見返す時、明らかに映ってはいけないものが映っていることを確認してしまうことが!

二本足の真っ黒な生物がアパートのベランダをウロウロしていたりどう考えても黄色い服を着たおじさんが横断歩道を歩いているのに、車が止まらなかったり。

しかも、それを確認するのが、心霊を信じない探偵たちなのです。たまたま光の加減なのか?それとも?

僕自身もそういった類のものは信じないですが、その映像をみたことは何度かあります。それがなんなのか答えは出せず、そういった事実がある、ということだけ。そしてそれは、探偵が集まった時に出る話題の1つ。みんな1つはそういったエピソードを持っているんです。

このようにずっとビデオカメラを回しっぱなしにしていると、色々なものが撮れます。

心霊以外で面白いのは、車上荒らし。僕たちは後部座席に隠れてビデオカメラを回しっぱなしにするので車上荒らしの集団は僕たちが潜んでいることに気づかずに行為に及ぶのです。そして、それを僕たちはばっちりと撮影する。車上荒らしの証拠撮影をたまたま撮った探偵も、実はかなり多いのです。そういうときは、普段厳しい言葉を頂く警察の方々からも感謝状が贈られます(笑)

僕が新人の頃、先輩は証拠を撮っただけでなく、車上荒らしをした人間を尾行してアジトを突き止めてました。そして、浮気の対象者を取り逃がす(笑)。いいのか悪いのかわかりませんが、とにかく探偵は心霊現象と車上荒らしによく出会う職業なのは間違いないです(笑)。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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