中学から高校まで6年も勉強したはずなのに、ちょっとした英語も話せないし聞き取れないアラフィフが大勢いるのが日本の実状です。それだけに「話せるようになりたい」と思っている人も多く、45歳からの英語習得に関する質問が『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』に届きました。人気コンサルの永江さんは「英会話学校に通って話せるようになった人を知りません」と語り、英会話習得に何が必要かを伝えています。
45歳から英語を話せるようになるために
Question
45歳も過ぎてから、子会社の監査等で海外出張が増え、英語の必要性を感じるようになりました。良い機会なので英会話学校にでも通おうかと思っているのですが、営業ではないので英語を話せても取引先に行くわけでもなく、そこまでモチベーションも上がりません。ホテルやタクシー程度ならgoogle翻訳で十分じゃないかとも思っています。
ただこの先のサラリーマン生活を考えた時に、英語を話せないと収入を増やしにくいようにも感じておりまして、永江さんのご意見を頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
永江さんからの回答
英語はやるのはもちろんありですが、日本にいながら英語が話せるようになれるかは、英語を好きになれるかどうかにかかっていると思います。
日本の主要企業はどんどんグローバル化しているので、特にハイスペックな仕事で英語を喋れないのはデメリットでしかありません。45歳なんてバリバリ現役で、英語が話せてマイナスはないし、チャンスは広がるでしょう。
でも身に付ける方法としては、わたしは英会話学校に通って話せるようになった人を知りませんw。強制的に仕事や生活で使うわけでもなく、英語を話せるようになる人って、大体は映画を丸ごと覚えたとか、スティーブ・ジョブズのスピーチを完コピした人とかです。
これって要は、英語を話すこと・勉強することが心底楽しいと思えるかが重要ってこと。英会話教室に通うかどうかは必要条件じゃありません。楽天なども一時期社内公用語を英語にして失敗していましたが、やらされ感や義務感で英語を習っていても話せるようにはならないでしょう。
例えば、通訳なしで現地の実態を聞いて把握できるとか、現地の人と通訳抜きで人間関係を築けるとか、自分が英語に関心を持ってのめり込めるのはどんなことかを考えて、楽しみながら勉強できるやり方を考えて英語を身に付けるのが良いと思います。
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