ガザに向く世界の目。「中東戦争危機」勃発で忘れ去られるウクライナ

 

ロシアの状況

プーチンが死んだという噂が拡散している。SVR将軍の投稿であり、ロシア内での権力闘争の可能性も噂されている。ペスコフ報道官は全面否定している。プーチンの死は局面を大きく変える可能性があり、注視が必要である。

27日、ロシア中央銀行は政策金利を13%から15%に引き上げた。10月のインフレ率は6.6%に上昇しており、ルーブルの下落を止めるために利上げは必要である。

ヨハネの黙示録でも、ロシアがイスラエルを攻撃する記述があり、ウクライナから撤退して、イスラエルに向けて攻撃する可能性がある。特にパトリシェフ安保書記とゲラシモフ総参謀長は、負けているウクライナ戦争を止めたいと望んでいる。

プーチンは戦争継続であり、パトリシェフ書記と意見が違っている。

メドジェーエフは、25日「1月1日から10月25日までに約38.5万人(契約軍人30.5万人+志願兵8万人)が軍に入隊し、毎日1,600人以上が軍との契約に署名している」と述べた。この数字が事実なら「ウクライナでの損失」を十分カバーできることになる。ロ軍は60万人体制でウクライナ侵略を続けている。

しかし、備蓄兵器も徐々になくなっているし、イラクは中東戦争で武器をそちらに回す必要から、ロ軍に提供できなくなるので、戦争継続もむずかすくなってくる。

一方、ウ軍は100万人体制でこの戦争で戦っている。F-16も2024年春には手に入ることになるので、装備品での格差は大きくなる。航空優勢もなくなる。

さあ、どうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2023年10月30日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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