ディズニーシーに行って気づいた。「また来てください」では足りないということを

 

この話は、お店においても考えておかなければならない話だと思っています。

「顧客が欲しい」
「またリピートしてほしい」

こうした思いを持って接客をしている人はたくさんいます。

そのために良い接客をしよう、良い商品を買ってもらおうという気持ちで真剣にやっていることはとても素晴らしいものです。

ですが、最後の最後、お客様がお帰りになる頃になると途端に尻すぼむかのようにありきたりな言葉しか出せなくなる人も多いものです。

「またご来店お待ちしています」

「もしよろしければまた来てください」

いや、弱い弱い。

本当にまた来てもらいたいなら、もっと素直な気持ちをぶつけましょう。

「絶対にまた会いたいです」

「今度の新作がお客様にはきっと似合うので、必ず見に来てください!」

一見すると強すぎる言葉に感じられる人もいるかもしれません。

ですが、本当に顧客を増やす人は、本当に来て欲しいという気持ちを思い切りお客様にぶつけます。

その言葉は意外とお客様の気持ちを動かすもので、誰にでも言えるような曖昧な弱い言葉なんかよりもよっぽどまた来ようという気持ちを膨らませてくれます。

ディズニーのお姉さんがもし、「また来てね」くらいであれば僕はなんとも思わなかったでしょう。

でも、もう来る前提で、「3回目も待ってますよ」とまで言われてしまえば、「3回目も行ってみるか」みたいな気持ちになってしまいます。

最後のたった一言でも、気持ちを動かし足を向けさせる言葉を出すことはできるのです。

真剣に顧客を増やしたい、またリピートしてもらいたいと思うなら、そんな言葉を出せるようにしましょう。

「お客様の気が向いたら、もしよろしければ来てみてくださいね」的な弱い言葉では誰の気持ちも動きはしません。

今日の質問&トレーニングです。

1)良い接客ができたお客様に対して、最後にどんな気持ちになりますか?

2)その気持ちを素直に表現して、またお客様に来てもらいたいと伝えるなら、どんな言葉を伝えますか?

3)実際に今日の接客で使ってみましょう。

image by: DerekTeo / Shutterstock.com

坂本りゅういちこの著者の記事一覧

様々な接客販売業で日本一の売上を獲得した販売員がお伝えする販売力向上の秘訣!
「もっと売れる販売力を身につけたい……」「スタッフへの指導について勉強したい……」など、接客販売力を向上させるために必要な事を毎日無料で配信中。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 販売力向上講座メールマガジン 』

【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • ディズニーシーに行って気づいた。「また来てください」では足りないということを
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け