苦手な店員は意外と多い?「お連れ様」がいるお客様への接客方法は何が正解?

 

実際僕自身もこうした接客はよくやります。

お客様の近くにそれとなく居て、お客様同士で会話をしている内容をそれとなく聞いておく。

そこで出てきた言葉に合わせて、

「こういうのもありますよ」

「すみません、勝手に聞いてしまって申し訳ないのですが、こんなものもご用意があるんです」

みたいにいきなり入っていきます。

この時の入り方として、僕の場合は恐る恐るすぎると逆効果になることが多いです。

お客様も警戒してしまうので、僕はあえて堂々とおだやか~な笑顔で商品を手に持ちながら話しかけます。

そうするとお客様も最初は「うっ」となりはするものの、案外あっさりと受け入れてくれるのです。

また、本心を伝えている側のお客様の要望に近しい提案やトークができると、これもまた効果的だと言えます。

たとえばお客様が2名いた場合、そのほとんどは、
・本心を言っている側と

・本心を言われている側

とに分かれます。

このうち、『本心を言っている側』が商品選びの主導権を握っていることが多いので、こちらのお客様を軸にして商品説明や提案をしていくと、これまたトークも盛り上がりやすいのです。

お連れ様とご一緒のお客様も、いくらでも接客のチャンスはあります。

どうせなら苦手意識を持つよりも、ウェルカムの姿勢で接していきましょう。

今日の質問&トレーニングです。

1)自店に来店されるお客様で、お連れ様とご一緒のパターンにはどんな関係性のパターンが多いですか?

2)お連れ様とご一緒のお客様をよく観察してみて、どちらが本心を伝えている側かを確認してみましょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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