実際僕自身もこうした接客はよくやります。
お客様の近くにそれとなく居て、お客様同士で会話をしている内容をそれとなく聞いておく。
そこで出てきた言葉に合わせて、
「こういうのもありますよ」
「すみません、勝手に聞いてしまって申し訳ないのですが、こんなものもご用意があるんです」
みたいにいきなり入っていきます。
この時の入り方として、僕の場合は恐る恐るすぎると逆効果になることが多いです。
お客様も警戒してしまうので、僕はあえて堂々とおだやか~な笑顔で商品を手に持ちながら話しかけます。
そうするとお客様も最初は「うっ」となりはするものの、案外あっさりと受け入れてくれるのです。
また、本心を伝えている側のお客様の要望に近しい提案やトークができると、これもまた効果的だと言えます。
たとえばお客様が2名いた場合、そのほとんどは、
・本心を言っている側と
・本心を言われている側
とに分かれます。
このうち、『本心を言っている側』が商品選びの主導権を握っていることが多いので、こちらのお客様を軸にして商品説明や提案をしていくと、これまたトークも盛り上がりやすいのです。
お連れ様とご一緒のお客様も、いくらでも接客のチャンスはあります。
どうせなら苦手意識を持つよりも、ウェルカムの姿勢で接していきましょう。
今日の質問&トレーニングです。
1)自店に来店されるお客様で、お連れ様とご一緒のパターンにはどんな関係性のパターンが多いですか?
2)お連れ様とご一緒のお客様をよく観察してみて、どちらが本心を伝えている側かを確認してみましょう。
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