中国軍シンクタンク元副院長「台湾と尖閣は同時にもらう」発言の真意

 

尖閣に続き確実に沖縄を奪いにくる習近平

こう書くと、ホリエモンさんみたいに「尖閣、中国にあげちゃえば!」なんて人がでてきます。しかし、中国に尖閣をあげたら、次は「沖縄も中国に返せ!」と必ずきます。なんといっても、中国は、「日本に沖縄の領有権はない!」と宣言しているのですから。

【必読証拠】反日統一共同戦線を呼びかける中国

プーチンは、2014年にクリミア半島を奪いました。それで彼は、止まりましたか?2022年には、ウクライナから、ルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、へルソンを奪いました。

そのプーチンと習近平は、明らかに「同じ穴のムジナ」です。尖閣を奪った習近平は、その後沖縄に侵攻する可能性が極めて高いのです。

日本は今、中国との和解に動いています。既述のように、アメリカが三正面作戦、四正面作戦になるのを避けるために。しかし、私たちは現在の和解が「戦術的なもの」であることを理解しておく必要があるのです。

中国と戦術的和解を進めながら、一方で、軍備増強(防衛増税なしでもできます)と、アメリカ、欧州、インド、オーストラリア、東南アジアなどとの安保面での協力関係を、より強固なものにしていく努力が必要なのです。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル2023年12月15日号より一部抜粋)

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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