ジャーナリストの山岡俊介氏が、今年5月開催の「志公会」(麻生太郎副総裁。プリンスホテル)と、「平成研究会」(茂木敏充幹事長。ニューオータニ)の政治資金パーティーの領収証を入手。「購入者は旧統一教会関係の韓国人だが、外国人と分からないように通称名を記載」との驚くべき情報が話題になっています。山岡氏はその後、これら領収書の出所まで特定。メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』より、どこも報じない自民党パーティ券問題の裏側をご紹介します。
※この記事はメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2024年1月1日号および1月8日号を一部抜粋・再構成したものです。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をご登録下さい。
自民パー券に旧統一教会、韓国人の購入証言(1/1号)
本紙・山岡個人のX(ツイッター)でポストしたところ、大きな反響があったので、本紙の方でも報じることにした。
本紙の方が後になったのは、入手したパーティー券領収書はすべて宛名欄が空白で、誰が購入したのが不明になっていたため。
最初に話を聞いた時は、購入者は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関係の韓国人だが、外国人と分からないように通称名が記載されているとのことだった。
だからといって、せっかくパーティー券領収証の現物を計12枚入手したのに何も報じないのはもったいない。
そこでポストしたところ、「名前だけでなく、日付や金額も記載しないなんて、我々民間企業ではあり得ない」、「何という杜撰さ。実質、寄付金(パーティーに出ない場合、税法上は寄付金扱いになる)もらっておいて」といった返信ポストが大量に来た。
今年5月開催の「志公会」(麻生太郎副総裁。プリンスホテル)、「平成研究会」(茂木敏充幹事長。ニューオータニ)と2派閥の政治資金パーティー領収証入手したが、どれも購入者の名はないし、金額、日付もないもの多く、会計上どうにでも操作できるのでは。 pic.twitter.com/lxj5mAkGwh
— 山岡俊介 (@yama03024) December 23, 2023
そこで、そんな切り口もあるのだと教えられ、報じることにした次第。
入手したパーティー券の内訳は、「志公会」(麻生太郎副総裁が会長)が5枚、「平成研究会」(茂木敏充幹事長)が出したものが7枚。
おわかりのように、志公会のものは5枚すべて2万円の金額があるが、平成研究会の方は7枚中3枚は金額すら記入されていない。
それに、日付が入っているのは、平成研究会の方の3枚のみ。
ただし、平成研究会の方は記載されている日付から、今年5月12日にホテルニューオータニ東京であった政治資金パーティーであることがわかる。志公会の方も、領収証に「*この催しは、政治資金規正法第8条の2に基づく政治資金パーティーです。」との記載があるので明らかだ。
このように、いずれもパーティー券領収書はすべて必要事項を記載したケースはただの1枚もないどころか、平成研究会の3枚に至ってはまったく白紙状態であることから、「これでは経理上、何でもありじゃない。あり得ない」旨のポストも見た者からあった。
また、「安倍派(二階派も捜査対象)だけじゃなく、麻生派、茂木派も捜査して欲しい」とも。
さらにいえば、「やはり旧統一教会もパーティー券を買うかたちで献金していたんだ」との納得の返信ポストもあった。
この12枚のパーティー券を、旧統一教会関係者が購入したかどうかの信ぴょう性に関しては、名前記載がなく、したがって、そこから裏づけは取れないものの、本紙はまず間違いないと確信している。
取材源の秘匿から、実名を上げることはできないが、奇縁あって、ある大物の旧統一教会信者から直にもらったものだからだ。
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