キリスト教は「貧しき者こそ幸いなり」「現世では苦しめられている弱者こそ来世では天国に行き、現世での強者は地獄に落ちる」といった弱いことを肯定・欲望否定しているが、この貨幣制度社会の中で生きていればそれらは刹那的な慰めにもならない。
貧しきものは幸いとは言えず、弱者だけが天国へ入れるなんて誰が信じるのだろう。弱者も強者も生んでいるこの社会は一体誰がつくったのかということだ。そして、貨幣制度というものがある限り、人は戦争へ行き、格差と独占が生まれる。
現実の生を楽しみたいことに気づき、配信し始めている全世界人類。格差があろうと、精神的に安定していると思われている人も、病んでいるひともしかり。
ネットの普及と感染症の混和でホワイト化社会が生まれた。しかし、ブラックもホワイトも必要ではないか。相対するものがあるからこそ気づけるのだ。そのうえで人間として生命体として、葛藤と矛盾の中、最後は倫理観が分岐となる。
宇宙的な発展を遂げられるのか、世界大戦が起こって全滅するか、一部残るか…。そんな日がどうも近づいてきている気がしてならない。大きな声では言えないけどね。
ここで、すでに絶版となっている良書を紹介したいと思う。なぜ復刻版を出版しないのか不思議でならない良書だ。
その本は、『アミ 小さな宇宙人』というタイトル。ご存じの方もいると思う──(『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』2024年1月6日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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