あなたは全部わかる?ビジネスでよく使う横文字と間違えやすい漢字

 

2.最近よく使われる横文字

さて、漢字の読み方も大事ですが、横文字を頻繁に使う人がいます。経営コンサルタントは、職業柄横文字をよく使います。大企業の経営者も、やたら横文字のオンパレード。ベンチャー企業の若い経営者にも目立ちます。

それに対して、スポーツショップの経営者からは、なかなか横文字が出てきません。別に無理して使う必要はありませんが、ある程度知っておくと良いです。

そこで、最近よく使われる横文字を簡単に紹介します。

・コンプライアンス(compliance 法令順守)

法令や規則、倫理や社会規範を守ることです。企業の不祥事が多発から、強調されています。

・エンパワーメント(empowerment 自律性促進)

企業の変革を推進する主体となる力をつけることです。

・リスキリング(reskiing 技能の学び直し)

技術革新やビジネスモデルの変化に対するために、新しい知識やスキルを学ぶことです。

・パーパス(purpose 存在意義)

「目的」や「意図」というのが本来の意味ですが、近年は「企業の存在意義」を表す意味で使われています。

・コーポレートガバナンス(corporate governance 企業統治)

企業の不正行為を防止して、効率的な企業経営を行うために、監視、統制をする仕組みです。

・コアコンピタンス(core competence 得意分野)

企業の競争力や創造力の素となる、他社が真似のできない中核的能力のことです。

・スタートアップ(startup 新興企業)

創業間もない企業で、革新的なアイデアや最先端の技術をベースに、社会に変革をもたらす製品やサービスを生み出すために設立した起業のことを指します。

・ケイパビリティ(capability 能力、才能)

企業全体の組織的な能力のことです。ケイパビリティの集まりがコアコンピタンスになります。例えば、「スピーディな製品開発力」がケイパビリティであれば、コアコンピタンスは「技術力」ということです。

・エンゲージメント(engagement 契約、約束、信頼関係)

消費者が企業や商品に対していだく、愛着や親近感です。顧客との関係性を表します。また、従業員が会社に対して持つ愛着といった関係性も、エンゲージメントです。

・レジリエンス(resilience 回復力、しなやかさ)

災害やパンデミックといった、不測の事態に対する復元力を意味します。社会の変化、市場の変動などの変化に対応できる組織の柔軟性のことです。

・コミットメント(commitment 約束、言質、責任、関与)

会社から与えられた約束や責任のことを意味します。または、約束や責任を果たすことです。

こんな言葉を知っているだけで、雑誌や新聞の記事が理解できますし、横文字連発の人の話が分かります。ただし、これも漢字と同じで、言葉を正確に覚えなければいけません。

例えば、サステナビリティをサスナビリティと覚えてしまえば、恥をかくことになります。ですから、知らない横文字が出てきたら、面倒がらずに検索してみましょう。

また、言葉の意味を間違えて使っている人もいます。気をつけなければいけません。

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