世界の支配層の1人と囁かれ、「超富豪系陰謀論」における重要人物でもあったジェイコブ・ロスチャイルド氏。そんな銀行家であり慈善活動家の顔を持つJ・ロスチャイルド氏の死が2月26日、英国メディアにより伝えられました。このニュースを取り上げているのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんはメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で今回、J・ロスチャイルド氏とロシアのプーチン大統領との緊迫した関係性を紹介するとともに、「超富豪系陰謀論」のもう1人の主役であったデビッド・ロックフェラーに続くJ・ロスチャイルド氏の死を受け感じた、偽らざる心情を吐露しています。
ジェイコブ・ロスチャイルドの死、ロスチャイルドvsプーチン
全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。
「陰謀論」にも流行があるようです。今大流行しているのは、「ディープステイト陰謀論」ですね。なんといっても、トランプ前大統領自身が流行らせているのですから。
陰謀論にもいろいろありますが、「超富豪系陰謀論」といえば、「ロックフェラー陰謀論」と「ロスチャイルド陰謀論」が代表的でしょう。
しかし、「ロックフェラー陰謀論」は衰退しました。なぜかというと、「陰謀論者」から「世界皇帝」と呼ばれていたデビッド・ロックフェラーが2017年3月20日、101歳でなくなったからです。
では、もう一つの「ロスチャイルド陰謀論」はどうでしょうか?こちらも、これから衰退しそうです。なぜでしょうか?ロンドン・ロスチャイルド家当主のジェイコブ・ロスチャイルドが、亡くなったからです。『ブルームバーグ』2月26日。
銀行家で慈善活動家のジェイコブ・ロスチャイルド氏が死去した。87歳だった。一族の銀行を辞め、ロンドンの金融街シティーに自らの金融帝国を打ち立てた。
ロスチャイルド家は英PA通信に対する発表文で、同氏の死去を確認。死因は明らかにされていない。
ユダヤ陰謀論者とロスチャイルド陰謀論者の英雄になったプーチン