まるっと見せます。韓国の1人世帯の経済的現実と資産のソロ原則

 

資産管理に必要な要素は、お金だけではない。資産が増える可能性のある時間もまた必須要素だ。いくら少ない金額でも十分な時間を持って管理していると、一定水準以上の資産が作られる可能性がある。シードマネーを作るための貯金をできるだけ早く始めなければならない。

資産管理には「魔法の福利効果」があるといわれているが、これはいくら強調しても過言ではない。人生でシードマネー(新しいビジネスまたは事業を準備するために必要な資本)をどれだけ早く作るかによって、一生享受できる経済的効用の規模が顕著に変わる。資産管理型の金持ちのほとんどは1億ウォンのシードマネーを30代で作っている。

平均的な1人世帯の所得水準(年3,000万ウォン=335万円)なら、年間1,000万ウォン(112万円)程度は貯蓄してはじめてより良い未来を作ることが可能になる。5年間熱心に貯蓄して5,000万ウォン(560万円)を作ったとすれば、5,000万ウォンを加えて1億ウォンにする時間は5年よりはるかに短縮されるはずだ。

預金のような安定性金融商品だけで運用して資産を増やしていく方法は、所得自体が十分に多くなければ限界がある。資産を運用する立場で市中金利が高くない状況であるためだ。

資産増大のための 72 法則がある。72を年間収益率の数字で割ると、資産が2倍になる期間が出てくる。例えば、年収益率4%を仮定した場合、資産が2倍に増加するまでの期間は18年(72÷4)が出てくる。

熱心に貯蓄してシードマネーを早期に用意したとしても、引退前まで十分な資産を作ることは難しい水準だ。72法則によると、10年程度(10.3年)の期間に資産が2倍に増加するが、運用期間を30年とした場合、シードマネーを最大8倍(23)まで増やす可能性がある。

1億ウォンのシードマネーが30年が経ち、8億ウォンの資産になるのだ。もちろん、投資商品を活用すると価格変動性で毎年7%の収益率を出せないことがある。しかし、良い投資対象を選別して長期間分散投資を実践していけば、年7%の収益率も決して不可能な水準ではなく、それ以上も可能だ。資産を増やしたいなら、良い投資対象を探すことに積極的に乗り出さなければならない。

print
いま読まれてます

  • まるっと見せます。韓国の1人世帯の経済的現実と資産のソロ原則
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け