なぜ?「赤いウインナー」を付け合わせにしただけで集客が伸びる不思議な現象

 

まずは、お弁当屋さん。透明なパックに入った焼きそばです。

このお店では、安く販売するために、焼きそばの具はキャベツだけとなっています。

その代わりに、赤いウインナーが1本だけ、端の方に添えられています。

焼きそばに豚肉が入っていても当たり前のことで、特に感動はありません。

しかし、赤いウインナーが入っていると、人は懐かしさを感じ、“ちょっと嬉しい!”となるのです。

赤いウインナーが端の方に見えているだけで、お客さまは手に取ってしまうのです。

もうひとつのお店は喫茶店。メニューはナポリタン。

普通なら、ウインナーの輪切り、玉ねぎ、ピーマンなどを具に使いますが、このお店ではウインナーを入れずに、ナポリタンの横に、ウインナー2本をつけ合わせとしてのせています。

「この方がお客さまが喜ぶから」と言います。

ウインナーは、ナポリタンの一部として入っているより、そのままの方がお客さまは嬉しいのです。

それほど、お客さまはウインナーに惹かれるのです。

定食屋さんでも、「ウインナー定食」があるぐらいですから。

飲食業は、もっとウインナーをつけ合わせとして活用した方が、お客さまのウケも良くなるのではないでしょうか。

みんな、ウインナーが大好きです。

その秘めたる力を見直すべきです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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