まずは、お弁当屋さん。透明なパックに入った焼きそばです。
このお店では、安く販売するために、焼きそばの具はキャベツだけとなっています。
その代わりに、赤いウインナーが1本だけ、端の方に添えられています。
焼きそばに豚肉が入っていても当たり前のことで、特に感動はありません。
しかし、赤いウインナーが入っていると、人は懐かしさを感じ、“ちょっと嬉しい!”となるのです。
赤いウインナーが端の方に見えているだけで、お客さまは手に取ってしまうのです。
もうひとつのお店は喫茶店。メニューはナポリタン。
普通なら、ウインナーの輪切り、玉ねぎ、ピーマンなどを具に使いますが、このお店ではウインナーを入れずに、ナポリタンの横に、ウインナー2本をつけ合わせとしてのせています。
「この方がお客さまが喜ぶから」と言います。
ウインナーは、ナポリタンの一部として入っているより、そのままの方がお客さまは嬉しいのです。
それほど、お客さまはウインナーに惹かれるのです。
定食屋さんでも、「ウインナー定食」があるぐらいですから。
飲食業は、もっとウインナーをつけ合わせとして活用した方が、お客さまのウケも良くなるのではないでしょうか。
みんな、ウインナーが大好きです。
その秘めたる力を見直すべきです。
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