滝沢秀明も絶賛!? アウトロー唯我はなぜ殺されたのか?大頂き時代を象徴する多摩川スーツケース遺体遺棄 元カノ一家“私刑の論理”

2024.05.27
by 東山ドレミ
 

滝沢秀明をTVがスルーする理由。アウトローに勝てるのは私刑だけ

一家総出で多摩川に遺体を遺棄している時点で、西髙一家の異常性に疑問を差し挟む余地はないだろう。

だがそれは、唯我が「真人間」だったという証明にはならない。

なぜテレビは、被害者の唯我が数々の犯罪を繰り返し、更生するそぶりすら見せない危険な人間=アウトローだったという事実を伝えないのだろうか?そこを正確に報じないかぎり、このような悲劇は何度でも繰り返されるはずだ。

先の編集デスクが説明する。

「唯我は、いわゆるアテンション・エコノミーの申し子だったと思います。迷惑系YouTuberに代表される、『犯罪を犯してででも、注目された者が勝ち』という歪んだ世界観の人種です。

彼らは犯罪と服役を繰り返し、ときに暴力団との繋がりを吹聴し、それを一種の箔付けとして、アウトロー系配信者を名乗っている。配信プラットフォーム側もそのようなアウトローを『集客力を持つクリエイター』として厚遇、ないし“利用”しているのが実状です。

それら運営元の企業は反社会的勢力の排除を謳っているにも関わらず、ですよ。アウトローに書籍の出版を持ちかける出版社や、選挙出馬を打診する政党すらありますからね。そして、そんな人物が議員に当選してしまったりするのが、今という時代の怖いところ。

そんな中で、今回の死体遺棄事件の本質に迫ろうとすれば、唯我とのただならぬ関係が噂されてきたTOBEの滝沢秀明社長への飛び火は避けられませんから、裏が取れるまでテレビでまともに報じるのは難しかった…という事情があると見ています。

それにしても今回のように、もし前科多数のアウトローから自分の娘が金を巻き上げられて、しかもその人物をあの滝沢秀明が称賛していて、相手は豚箱送りも社会的評価も気にしない無敵の人となれば、いったいどう対応すればいいんでしょうね。

やられた側が、もう“私刑”しかないという思い詰めた結論に至ってしまうのは容易に想像できますし、そういう風潮が個人的にはとても危なく感じるんですよ。西髙一家はたしかに異常ですし、擁護するつもりはありませんが、少なくとも父の昌浩容疑者や今カレの岩城容疑者は、近隣住民からも『まじめな人』と評判が良かったようですから…」(前同)

あるいは西髙一家にも、法律や警察に頼れないなら“私刑”に訴えるしかない――という葛藤があったのだろうか?今後の捜査の進展が注目される。

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