石丸伸二氏と古市憲寿氏の話が「かみ合わない」当然の理由。マスコミがいまだ理解せぬ石丸旋風と大地殻変動の先を読む

 

有権者が気づき、政治のプロが見抜けなかった石丸氏の力

また、同じデイリー新潮の記事では、石丸氏を“有力候補”と見なすことはできないという“政治のプロ”の発言を取り上げている。

東京都の有権者数は1100万人を超え、仮に投票率が50%として550万票の争いという桁外れの“巨大選挙”です。(中略)全国レベルの知名度を持ち、政党の組織的な応援を受けなければ勝てません。石丸さんも異色の市長として全国ニュースで取り上げられたとはいえ、まだまだ顔も名前も知らない都民が少なくないでしょう。さらに正真正銘の無所属なので組織力もありません。マスコミが小池v.s.蓮舫という図式で報じ、石丸氏について触れることが少ないのは、やはり理由があるのです。

永田町の常識、固定観念にどっぷり浸かった識者やメディアが“専門バカ”ぶりをさらけ出しているわけだが、どこのメディアもこのていどなのだ。新しい波動を感知する能力はきわめて鈍い。

5月16日に東京都内のイベントで、石丸氏が都知事選に出馬する意向を表明したさい、プレゼンテーション能力の高さに驚いた人は少なくなかったに違いない。有力な都知事候補と筆者は感じた。

マスメディアは全く無関心だったが、どこか一つでも石丸氏の挑戦を大々的に報じる東京のテレビ局があれば、小池氏の三選はかなり危うくなったはずである。

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