石丸伸二氏と古市憲寿氏の話が「かみ合わない」当然の理由。マスコミがいまだ理解せぬ石丸旋風と大地殻変動の先を読む

 

「次やったら、絶対勝ちますよ」大変動前夜の日本

今後、石丸氏はどうするのか。それが、激震の走る永田町とメディアの最大関心事だ。各社のインタビューに対して石丸氏は言う。

「選択肢としては全てがテーブルの上にある。たとえば広島1区。岸田首相の選挙区です。石丸新党も可能性としてはあります。既成政党には与しません」

あらゆる可能性がある。当然だろう。都知事選が終わったその瞬間に次の行動を決める必要はない。選択肢を狭めるのは自滅行為だ。

開票の記者会見を終えた後、石丸氏はボランティアの人々に向かって、最後の挨拶をした。

「これからどうするんですかという、どのメディアからも共通の質問があったんですけど、簡単に言うと、ぜひ引き続き石丸伸二にご期待ください。今回、明らかに劣勢からはじまりました。しかし、終わった段階でこれだけメディアが来てるんです。次やったら、絶対勝ちますよ」

やる気と自信は十分なのだ。これからの日本の政治風景がダイナミックに変わっていくような予感がする。

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image by: 【公式】石丸伸二 後援会(@ishimarukoenkai)- X

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