同国の電動車市場
イスラエルの電動車市場は2022年、2.8万台だった。つまり2024年は半年だけで、しかも中国勢だけでこの販売台数を記録している。
2023年には前年比75%増となる4.8万台に膨らんでいる。2024年の下半期でも販売台数は伸びるものと考えられ、イスラエルにおける電動車普及は加速する。
その主力がBYDであり、中国勢となっている、という構図だ。
Geelyもよく売れる
BYDの他に売れている中国勢の電動車としては、吉利(Geely)がある。
サブブランドの「几何(GEOMETRY)」のコンパクトSU BEV「几何C」が7,219台と、ATTO 3とほぼ変わらない。
ATTO 3はともかく、GEOMETRYなど正直その名称を久しぶりに聞いた気がする。
中国では売れていない車種が海外で人気になる、というか、中国勢が中国であまり売れないから海外に注力する、というのが今後も多くなりそうだ。
強力な価格優位性
イスラエルでは2024年初頭、電動車の自動車税率を20%から35%に引き上げた。
その一方で、自動車輸入における免税額を6万新シェケル(約24万円)から5万新シェケルに引き下げた。
これにより、全量輸入となっている中国勢の価格も引き上げられたが、それでもイスラエル市場においては価格優位性がある。
というよりも、売れないぐらいなら価格を引き下げて売りたい、という中国勢も多そうで、そうした思惑がイスラエルの自動車市場にも影響していそうだ。
出典: https://auto.gasgoo.com/news/202407/10I70398426C108.shtml
※CHINA CASEは株式会社NMSの商標です。
この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ
image by: Walter Eric Sy / Shutterstock.com









