日本に対して各国から上がるさまざまな称賛の声
中国では、開会式での中国選手の扱いについても、中国ネットユーザーは不満が多かったようです。というのも、選手団はセーヌ川を船に乗って入場しましたが、その際、400人以上の選手団である中国はカナダ、チリと同じ船に乗ることになり、さらに船の後ろ側に「押し込められた」ということで、不満の声が多く上がったようです。
631人の選手団だったアメリカがほぼ船を「貸し切った」かのような状態だったのも、差をつけられたと感じたのです。メンツを潰されたと感じたのでしょうが、それにしても、こういった同じ船に乗る国は他にもあったのにもかかわらず、つまらない点にこだわるのも、さすがメンツの国です。
一方、日本については、各国からさまざまな称賛が上がっています。たとえばメダルラッシュに湧く柔道日本代表については、強さの一方で、選手の礼儀正しさに世界から称賛の声が集まっているそうです。
● 「世界に日本人の礼儀正しさを見せられた」 金メダルの裏で…五輪で発揮される柔道ニッポンの品格に称賛
また、自らを「初老ジャパン」と呼ぶ馬術日本代表は、92年ぶりにメダルを獲得しましたが、授賞式において、表彰を待つあいだ日本チームだけが全員ヘルメットを脱いでいたということで、そのふるまいが「紳士的」だと世界から称賛されています。
● 禮儀之國!日本馬術選手登奧運頒獎台「紳士舉動」獲千萬讚賞
オリンピックはあくまで平和の祭典。選手の政治利用や、分断や憎しみを煽るようなことは、国も国民も控えるべきであり、それができるかどうかが、国の品格を表すのです。
【関連】中国が進める「パリ五輪後の台湾侵攻」への準備。親日の島を“外と内”から襲う習近平の脅威
【関連】中国人スパイが市の顔に?カジノ摘発で発覚したフィリピンの市長“なりすまし疑惑”に感じる中国の得体のしれない恐怖
【関連】日本の比ではない被害の規模。なぜ中国では毎年のように異常気象による洪水被害が発生するのか
【関連】なぜ習近平はここまで焦っているのか?新総統就任の台湾を脅し続ける中国の“大国”らしからぬ振る舞い
【関連】威嚇か、それとも故障か?水深の浅い台湾海峡で中国海軍が潜水艦を浮上させた「意図」
最新刊
『中華思想の正体と行方 中国の恐ろしい未来』
好評発売中!
image by: Oliver Colthart / Shutterstock.com
※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2024年7月31日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。
こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー
※ 初月無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。
- パリ五輪、政治利用と不満噴出の中国、称賛される日本/夏休み、台湾映画が熱い! 注目作品が続々日本公開(7/31)
- パリ五輪「世界の一員」をアピールする台湾へ中国のいやらしい恫喝/パリ五輪後、高まる「中国の台湾侵攻」の懸念(7/24)
- 「もうトラ」で急変、台湾有事と次の日本首相の行方/ますます露骨で強引な浸透工作を展開する中国(7/17)
- 最近の中国で甚大な水害が発生する人的理由と高まる習近平への怨嗟/都知事選以降、「極左化」に引きずり込まれる第一野党の行方(7/10)
- 反日ができなくなった中国の焦り/繁栄する台湾、没落する中国(7/3)
- 日本のジェンダー平等が世界的に低いからくり/期待される頼清徳総統の活躍(6/26)
- 神宮外苑の再開発中止は何をもたらすか/中国の嫌がらせに自己防衛力強化を訴える新総統(6/19)
- 習近平の腐敗露見、膨れ上がる人民の憎悪/頼清徳政権に反発する中国の嫌がらせ(6/12)
- 訪日中国人に「中国共産党の真実」を教える拠点となる日本/ますます世界争乱の元凶と化す中国(6/5)
- 事なかれ主義の日本に対し、沖縄を本気で取りに来はじめた中国/台湾芸能人に踏み絵を迫る中国の卑劣(5/29)
- 台湾総統就任式で日本に恥をかかされた中国の歯ぎしり/日本を訪れた蒋介石のひ孫への評価(5/22)
- 中国は金も情報も抜き取ろうとしている/日台の夫婦関係の違いを考える(5/15)
- 台湾で神様となった日本人が結ぶ新たな日台の絆/本当に怖い立憲民主党/いまだに知識分子弾圧というお家芸を繰り返す中国(5/8)
- 高まる「月の主権を主張する中国」への懸念/中国の富裕層、子どもを日本へ「爆入学」が流行(5/1)