日本を甘く見ているのか。自国でも売れぬ1千万円クラスのEVを引っ提げ日本展開を目論む中国ZEEKRの皮算用

 

そもそもMP BEVは…

ZEEKRにとって、「X」はともかく、「009」は売れていない。

そもそも高額であり、中国国内販売でも日本円で約900万円する。これを日本に導入しようと思えば、1,000万円は超えてくるだろう。

日本に住んでいる裕福な中国消費者は別として、純粋な日本のユーザーにはあまりにもハードルが高い。

そもそもMP BEVは中国でも成功例がない。誰もがチャレンジするが、ことごとく失敗している。

中国でもうまくいっていないMP BEVが、いくらミニバン好きの日本と言っても、通用するとは思えない。

新奇なMP BEVでも

中国国内ではそれでも、ミニバン好きの日本に対して、ZEEKRはコンセプトを発表している第二のミニバン「MIX」であれば、日本でも可能性があるのでは、との見解もみられる。

車体は大きくないものの、ホイールベースは3mを超え、サイドは左右ともにスライドドアで広々、前席が180度回転して後席とface to faceが可能という新奇性あるミニバン。

ただ、日本のミニバン好きはこうした新奇性を根源としているものではないと思われ、「MIX」にしても日本展開は難しいような気がする。

出典: https://mp.weixin.qq.com/s/WFKK5v16iBXnzgMPtdaivQ

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