ここは棺桶です。あなたは人生にやり残したことがありませんか?

 

ここ最近、元の会社の人のお葬式に参加することが増えた。考えてみればお世話になった上司も“70代後半から80歳以上”になっている。

独立したのが2006年。会社を辞めてから18年経っている。振り返ればかなり時間が経っているものだ。

お葬式に参加するたびに「人生には終わりがくるんだな」と実感する。

人の死亡率は100%。当たり前のことだが、普段は忘れている。

年末が近づき「今年もあっという間だったな」と実感する瞬間がある。

フッと「あと何年働けるのだろうか・・・」と考えることも。

しかし、それもすぐに消える。新年になり「今年も頑張るか」とあまり深く考えずに行動してしまうことも。

こうしてあっという間に歳をとるものだ。時々、立ち止まって考える時間が必要だ。

ここであなたに重要なワークをして頂きたい。まずはA4サイズの紙を1枚用意する。

そしてそこへ“あと何年働けるのか?”ということを記入する。

今は定年が65歳のところが増えているが、“60歳で定年して嘱託で働く”といったケースが多い。

まずは“60歳まで”として考え欲しい。

あなたが40歳であれば残りは20年。50歳であれば残り10年となる。

経営者の方であれば“70歳をゴールにする”としてもいい。

その場合、50歳なら残り20年。60歳なら残り10年となる。

この残りの年数で“何がやりたいか?”もしくは“やらなかったら後悔すること”を書き出して欲しい。

仕事であれば、単純に「これだけ実績を出して表彰されたい」というものでもいい。

数字だけでなく「お客様から喜ばれたい」というものでも構わない。

私の経験上“実績や成績は辞めると消えていく”といった傾向がある。

しかし、“お客様とのいい関係”は長く記憶に残る。これは間違いなく財産になる。

これに続いて“残りの時間で何をやらないか”を書き出して欲しい。

・無理な契約は取らない

・お客様にウソをつかない

・仲間を裏切ったりしない

などなど。

会社にいる間に“何をやり、何をやらないのか”を真剣に考えてみる。これは極めて価値のあるワークになる。

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