前田敦子、中森明菜の留学は怪しさ満点だった!?
ただ、語学留学や短期留学と言うのを隠れ蓑にして、中にはまったく別の目的で渡航する女優がいるのも事実です。
少し古くなりますが、今から30数年前、短期留学と称して公の前から姿を消していた中森明菜をNYまで追いかけて行ったことがありました。
明菜はマンハッタン・アッパーイーストのアパートメントにステイしていたのですが、1週間近く張り込んだ私の前に、昼間に彼女が現れることは1度もありませんでした。
現地の張り込みカメラマンと「通っているのはナイト・スクールか?」と与太話をしたのを懐かしく思い出しました。
ナイト・スクールとは、現地の“訳あり”生徒が多い空間です。
そんな中に日本のトップ・アイドルが短期留学していたとしたら、よっぽど言葉が流暢に対応できるか、度胸が座っているとしか考えられません。
日本と違って、マンハッタンの夜間の張り込みは超危険ですからできませんでしたが、結局、明菜の渡航目的は判らないままで…一体どんな目的があったのかは今でも謎のままです。
2012年8月に『AKB48』を卒業した前田敦子も、短期留学の取材に難航した一人でした。
当時の所属事務所に「現在、前田はNYに短期留学中です」と言われ、私の取材網を使って現地を調べたのですが、結局、通学しているであろう学校は分からずじまい…偽名で留学していたのでしょうか…。
当時の担当編集の「絶対、佐藤健と密会している」という言葉だけが空回りした出来事でした。
短期留学、短期で語学レッスン、本場ブロードウェイで短いダンスレッスン…こういった言葉は非常に便利なのは確かです。
もちろん真剣に取り組みたいけど、どうしても時間が取れないから短期で…という人もいるでしょうけれど、悪く考えれば、一種の印象操作みたいなものでしょうか。
でも2~3週間で、ネイティブのように英語が話せるようになるなんて不可能でしょうね。
どんな授業が行われた短期留学なのかわかりませんが、今回の永野の記事の“(短期留学が)ハリウッドへの挑戦の第一歩”とか、タイトルにも使われている「ハリウッド進出にも意欲か」は、少々飛躍し過ぎ感が否めませんが…。
語学習得の難しさは、木村拓哉や小栗旬がいい見本と言えるでしょう。
松田聖子のように、愛するカレシが側にいて、しょっちゅう英語で愛を囁いていたとしたら話は別でしょうけれど…。
数ヶ月、数週間の短期留学や語学留学…今度その言葉を聞いたり見かけたら、私のこのブログを思い出し、“そのこころは…”なんて謎解きをして芸能記事を楽しんでみて下さいね…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons