斎藤元彦を兵庫県知事選の時に「推していた」自民党議員は誰だったのか?

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告発を受け、多くの違法行為が浮き彫りとなり失職した兵庫県斎藤元彦知事。多くのメディアでもとりあげられ、話題となりました。そんな斎藤氏の辞職を求める県民集会に登壇したのは、辛口評論家として知られる佐高信さんです。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、その様子と斎藤氏を知事選で応援した自民党の面々について語っています。

自民党総裁選と斎藤元彦応援団

西谷文和と私の共著『お笑い維新劇場』(平凡社新書)発行の意味もこめて9月8日に兵庫県民会館で開いた「斎藤知事の辞職を求める緊急集会」のDVDが届いた。

自民党総裁選とからめて紹介したいのは、知事選で斎藤元彦を応援した自民党の面々である。西谷がまとめて秀逸な動画にした。

「斎藤元彦候補、がんばってください」と演説するのは河野太郎。

次に、統一教会と裏金の下村博文が「必勝!」と叫ぶ。

高市早苗は斎藤とコンビで登場して、「がんばれ」と応援する高市に斎藤が「がんばります」と応える。

やはり裏金議員の西村康稔が「よろしく」と頭を下げたのに続いて出てきたのは丸川珠代である。

「若い力で、躍動する兵庫へ」などと元アナウンサーの丸川は訴える。

もちろん維新の大阪府知事、吉村洋文も斎藤を支援したが、自民党のこうした連中が推したことを忘れてはならないだろう。

小泉進次郎や石破茂の出番がないのは、地域や日程の都合だったと思われる。

集会で私は「自主もしくは民主の主の字は王の頭に釘を打つ」だと強調し、「兵庫から日本を変えよう」と呼びかけたが、予想をはるかに超える600人の参加者には響いたようで、『神戸新聞』もその話を取り上げていた。

当日の参加者の声を紹介しよう。107人も回答している。

「京都から2時間余りかけて神戸まで来ました。13時半に着いたのに会場はもう99%埋まっていて、やっと空席を見つけて座ることができました。会場の熱気に圧倒されました。すごいですよねー。感想として、斎藤氏はここまで追い詰められて、なぜ辞めないのか、よくわかりました。いま一つわからないのは、斎藤知事が相談した弁護士が<通報者探しをしたことは法的に問題がない>と言ったことはどうなるんでしょうか。共犯者との見方もあるのではないでしょうか?また、その弁護士を擁護するような発言をした大阪弁護士会の人もいたとテレビで報道していました。百条委員会の結論が出るまでに弁護士がこのような発言をするのはいかがなものかなあと改めて考えさせられました。時間をかけて参加した価値は十分ありました」

私も神戸まで出かけた甲斐があったが、大阪府民のこんな声も…。

「百条委員会が大阪でできなかったことが私自身に突き刺さりました。維新を許してしまっている大阪府市民が許せません。大阪市職員は本当に委縮しています。職員基本条例はあるけど、内部通報者を真に守る制度は大阪市にはありません」

「うつうつとした気持ちが晴れました」はよかったが、「多くがシニアの参加であったのは残念」だった。

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