なにわ男子「公式カレンダー」に業界関係者がザワつく理由。旧ジャニ時代の“カレンダー利権”と“マスコミ支配”ついに終焉?

2024.10.24
 

STARTO社の本気度は?忖度とメディアコントロールの終わり

さて、話を“カレンダー利権”に戻しましょう。

旧ジャニには“名物番頭”がいて、彼が日頃からせっせと作っていたのが、出版社ごとの恩恵査定表でした。

出版社ごとの旧ジャニ貢献度をチェックし、貢献度が高ければ高いほど(所属アーティストの一切のスキャンダルを報道せず、プロモーション的要素の強いヨイショ記事しか掲載しないほど)、旧ジャニ・ファンクラブ登録人数の多いアーティストを順番に割り当てるという仕組みです。

旧ジャニへの忖度…出版社、テレビ局、多くのマスメディアが今となれば続々と謝罪したりしていますが、旧ジャニに限らず、良くも悪くもこれが日本の“THE 芸能界”なんです…。

しかし気になるのは、『STARTO~』所属の、今回の5組以外のアーティストたちです。

旧ジャニ時代は、“アーティストが30歳、グループがデビューして10年を迎える頃には、アイドル雑誌やカレンダーからは卒業”というのがファンの間では定説になっていました。

そう考えるとスノスト(Snow ManとSixTONES)、キンプリ等が卒業なのも頷けます。

でも、例えばスノストは、メンバーが20歳代後半なのに『Myojo』や『POTATO』に今も出続けているわけで…確実に“億超え”が見込まれる他のアーティストのカレンダーの行方も気になりますね。

冒頭の5出版社を見れば、『STARTO~』が“私たちはもうメディア・コントロールなんて致しません!”と大声で発信しているのがわかります。

悪しき習慣を、本当に無くしていけるのか…気になるところではありますけれど…。

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : Johnny & Associates, Inc., CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

print
いま読まれてます

  • なにわ男子「公式カレンダー」に業界関係者がザワつく理由。旧ジャニ時代の“カレンダー利権”と“マスコミ支配”ついに終焉?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け