STARTO社の本気度は?忖度とメディアコントロールの終わり
さて、話を“カレンダー利権”に戻しましょう。
旧ジャニには“名物番頭”がいて、彼が日頃からせっせと作っていたのが、出版社ごとの恩恵査定表でした。
出版社ごとの旧ジャニ貢献度をチェックし、貢献度が高ければ高いほど(所属アーティストの一切のスキャンダルを報道せず、プロモーション的要素の強いヨイショ記事しか掲載しないほど)、旧ジャニ・ファンクラブ登録人数の多いアーティストを順番に割り当てるという仕組みです。
旧ジャニへの忖度…出版社、テレビ局、多くのマスメディアが今となれば続々と謝罪したりしていますが、旧ジャニに限らず、良くも悪くもこれが日本の“THE 芸能界”なんです…。
しかし気になるのは、『STARTO~』所属の、今回の5組以外のアーティストたちです。
旧ジャニ時代は、“アーティストが30歳、グループがデビューして10年を迎える頃には、アイドル雑誌やカレンダーからは卒業”というのがファンの間では定説になっていました。
そう考えるとスノスト(Snow ManとSixTONES)、キンプリ等が卒業なのも頷けます。
でも、例えばスノストは、メンバーが20歳代後半なのに『Myojo』や『POTATO』に今も出続けているわけで…確実に“億超え”が見込まれる他のアーティストのカレンダーの行方も気になりますね。
冒頭の5出版社を見れば、『STARTO~』が“私たちはもうメディア・コントロールなんて致しません!”と大声で発信しているのがわかります。
悪しき習慣を、本当に無くしていけるのか…気になるところではありますけれど…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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image by : Johnny & Associates, Inc., CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons