萩生田氏が望みを託す、昭恵夫人と「安倍元首相の魂」
危機に直面した萩生田氏ら“安倍ブランド”の“裏金議員”たち。彼らに特徴的なのは、今はなき元首相の“威光”にすがる選挙戦を繰り広げてきたことだ。
萩生田氏の「女性部・総決起大会」に駆けつけた安倍元首相夫人、昭恵氏はこうスピーチした。
「今日は主人の魂と一緒に来ています。主人も必ず萩生田先生に当選をしていただきたいと思っています」
「愚か者めが」の丸川珠代氏も一転「お助けください」
17年間務めた参議院から衆議院東京7区へ鞍替え出馬した丸川珠代氏もまた、安倍色の濃い“裏金議員”の一人だ。公認はもらったものの、比例との重複立候補を認められなかった。
負ければ「ただの人」という厳しい状況のもと、立憲の松尾明弘氏とはほぼ互角とみられる接戦を演じている。
18日、渋谷区の商店街に繰り出した丸川氏に、昭恵氏が寄り添っていた。
「未来に希望が持てる日本にしてくださったのは、安倍先生だと思います。正しい道を行く者が正しい道を進める政治を。そういう思いを天におられる安倍先生に」(丸川氏)
「今回の選挙、大変厳しい中、主人(故・安倍元首相)と一緒に応援をしてまわりたい」(安倍昭恵氏)
民主党政権時代、「所得制限なき子ども手当」に対し、「愚か者めが」と批判した高飛車な態度は影を潜め、ひたすら低姿勢で「小選挙区1本です。どうかお助けください」と頭を下げて回る姿は痛々しいほどだ。









