みなさんおはようございます!配信号とズレがあって申し訳ありませんが、このメルマガを配信する頃はしおちゃんの命日に近いと思います。しおちゃんが去ってから、かれこれ1年が経ちました。しおちゃんのことを考えない日は1日もなかったので、しおちゃんが去った時の記憶は今も鮮明です。
なので、1年前の出来事がつい先日のことのように感じます。1年で傷が癒えたかといえば、全くそんなことはありません。きっと今後も傷が癒えることはないのでしょうが、楽しかった思い出はずっと記憶に残ることは間違いありません。
僕はしおちゃんの夢をわりとよく見ます。しおちゃんの夢を見る時は決まって僕が精神的・肉体的に疲れているか参っている時です。例えば仕事でのストレスが大きくて参っている時もそうですし、頚椎と肩の問題で痛みに苦しんでいる時もそうです。起きている時はちゃっこが励ましてくれたりサポートしてくれて救われていますが、寝ている時は夢にしおちゃんが出てくるのです。
僕の心理がしおちゃんに救いを求めているのか、それとも辛い時に辛かったしおちゃんとの別れを思い出してしまうのか、はたまたしおちゃんがおとんを元気づけようとして夢に登場しているのか、理由はわかりませんが辛い時はしおちゃんの登場頻度が高いです。
つい最近見たしおちゃんの夢はしおちゃんが入院していて、僕が面会に行った時にしおちゃんがすごく喜んでスリスリしたというシーンでした。実際に去年しおちゃんが入院して命が危ないといわれていた時に、面会をしてしおちゃんが喜んだということがありましたね。
僕の手からごはんを食べてくれたことも思い出されます。しおちゃんの口が僕の指が触れる感触も覚えています。夜中に獣医から電話があって安楽死を勧められたけれども、僕が顎の感染が関与しているだろうから抗生物質を与えてほしいと主張したのでした。無事しおちゃんは奇跡的に復活して退院できましたよね。
あの場面も僕にとって精神的に非常にきつかったです。なぜ、よりによってそんな夢を見るのでしょうか。現在なにか辛いことがあった時に、辛かった思い出を連想してしまうからでしょうか。
それとも、しおちゃんが「しおは復活した!おとんもがんばって」というしおちゃんからのメッセージでしょうか。それとも、そういうメッセージとして僕が理解しようと苦しんでいる心理を夢という形で作り上げているのでしょうか。いずれにしても、そんな夢から覚めると涙を浮かべた自分がいます。
しおちゃんが遺灰になってしまってもう1年ですが、まだしおちゃんを骨壺に入れていません。なんとなく、硬い箱に閉じ込めるよりも柔らかいベルベットの袋に入ったままの方が快適そうだし、僕と隔てる壁がないような気がするというのもあります。毎朝僕は起きるとしおちゃんの遺灰が入っている袋に触れて「しおちゃんおはよう」と言って、仕事から帰宅すると同じように「しおちゃんただいま」と言っています。未だ――(この記事は約19分で読めます ※7,232文字)
続きは2024年11月のバックナンバーをご購読ください。
この記事の著者・しんコロさんのメルマガ
このメルマガは2025/01に発行周期が毎週 火曜日から「毎月 第1火曜日・第3火曜日」に変更されます。
image by:Shutterstock.com