東日本大震災の発生から今年の3月11日で丸14年が経過しました。日本列島で過去最大のマグニチュード(M)を記録した未曾有の巨大地震の記憶が薄れる中、今も日本各地で中規模以上の地震発生の兆候が見られます。東大名誉教授・村井俊治氏を中心に10年以上にわたって地震の前兆や危険エリアを配信してきた地震予測メルマガ『週刊MEGA地震予測』は、最新号の4/30号にて、下記の図のようなピンポイント予測を発出しました。
東京大学名誉教授の村井俊治氏らが立ち上げたJESEA(ジェシア 地震科学探査機構)の配信する『週刊MEGA地震予測』では、関東甲信越地方周辺エリア内で5/28までにM5.5±0.5の地震が発生すると予測しています。震源が浅ければ大きな揺れを伴います。
また、同じ号では以下の地域にもピンポイント予測が発出されました。
北海道・東北地方周辺エリア内で5/28までにM6.0±0.5の地震が発生すると予測しています。こちらも規模としては大きく、震源によっては津波の発生も警戒されます。
上記の地域に該当する地域にお住まいの皆様は警戒を怠らないでください。上記の予測エリアには、東日本大震災の震源地も含まれているのです。
『週刊MEGA地震予測』の同号では、「日本国内において今後1か月以内にM6以上、または震度5弱以上の地震が発生する可能性が80%と予測されます」と、かなり高い確率で規模の大きな地震が発生する可能性を警告しています。
同メルマガの「ピンポイント予測」は2024年は29件予測して23件が的中(79.3%)、2023年は18件予測して14件が的中(77.8%)という非常に高い精度での地震予測に成功。2024年3月21日に発生した、茨城県南部を震源とする最大震度5弱、マグニチュード5.1の地震の予測にも成功しています。
過去には北海道東部周辺の「ピンポイント予測」が的中
2025年2月5日には、北海道の東部周辺エリアに対して発出した「ピンポイント予測」で、計4回の地震発生が的中しました。『週刊MEGA地震予測』が配信したメルマガの「ピンポイント予測」は以下の通りです。
2/7、2/11、2/15、2/18と、およそM5に近い地震が4回ともピンポイント予測の範囲内で発生していたことが分かります。
関東地方で発生の地震も「ピンポイント予測」で的中
また、関東地方で発生した3つの地震についても、『週刊MEGA地震予測』が1/22のメルマガで「ピンポイント予測」を発出していました。下記の図版をご覧ください。
上記のように、1/23の福島県会津で発生した「震度5弱、M5.2」の地震をはじめ、山梨県東部、千葉県南東部沖での地震が、予測エリア内で発生しています。このように、早い段階で精度の高い地震予測を配信しているのが、地震予測メルマガ『週刊MEGA地震予測』です。
「いつか来る巨大地震」に備えて
地震を予測し、提供する理由について、村井教授はこう語ります。
「地震予測の世界はまだ発展途上ですから、予測が外れてご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。しかし“異常を公表するも外れる”のと、“異常を公表せずに被害者が出てしまう”のとでは、後者のほうが罪深い行為だと思うのです。予測が当たる、当たらないといった声に惑わされることなく、もし異常を見つけたら恐れずに“異常である”と発信する姿勢を貫いていきたいと思っています」
メルマガ『週刊MEGA地震予測』では、各地の予測と概況を詳細に解説しています。
巨大地震は、いつか起こります。1年以内、1カ月以内、1週間以内…もしかしたら今日かもしれません。その「いつか」に備えるために『週刊MEGA地震予測』のご登録をお勧めいたします。
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東京大学名誉教授・村井俊治とは?

村井俊治東大名誉教授
村井俊治氏は測量工学と空間情報工学の分野で世界的に認められた研究者であり、1983年に東京大学教授に就任し、国際写真測量・リモートセンシング学会の会長を歴任。村井俊治・東京大学名誉教授は、もとは地震学の専門家ではなく、「測量工学」の研究者でした。村井教授は、専門の測量工学が地震予測に応用できるのではないかと考え、測量工学的アプローチによる「地震予測」をスタート。2011年に発生した東日本大震災の前兆も予測していたものの、データの提供企業と守秘義務契約を結んでいた関係でその事実を情報発信することができなかったことに後悔し、「地震を予測して、ひとりでも多くの人の命を救いたい」との思いで、地震予測に挑戦しています。
村井俊治プロフィール
1963年 東京大学工学部土木工学科卒業
1971年 東京大学生産技術研究所助教授 測量工学、空間情報工学を研究
1983年 東京大学教授に就任
1992年 国際写真測量・リモートセンシング学会(ISPRS)会長
1997年 タイ王国の旗 タイ国白象褒章勲二等受章
1998年 スイスの旗 スイス連邦工科大学(ETH)名誉博士
2002年 測量工学的アプローチによる「地震予測」をスタート
2013年 日本測量協会会長
2013年 「JESEAジェシア(地震科学探査機構)」を立ち上げ、メールマガジン『週刊MEGA地震予測』の配信をスタート
2017年 測量工学の分野において顕著な功績を残した「世界の10人」に選出
顕著な功績を残した「世界の10人」に選ばれる
村井教授は、測量工学の国際的な学会の会長職などを歴任し、2017年には、測量工学で顕著な功績を残した「世界の10人」に選ばれるなど、アジア地域では“リモートセンシングの父”として尊敬されています。
なぜメルマガ『週刊MEGA地震予測』が注目されるのか?
村井教授は、地震の多い日本に「地震予測」は欠かせないものであると考え、2013年1月に「JESEAジェシア(地震科学探査機構)」を立ち上げ、メールマガジン『週刊MEGA地震予測』をスタート。測量工学の権威である村井俊治東京大学名誉教授によって開発された、人工衛星の各種データを使用した全く新しい方法で地震の前兆現象を捉え、解析した地震予測情報などを配信しています。
メルマガ『週刊MEGA地震予測』
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『MEGA地震予測』の何がすごいのか?
人工衛星を使った画期的な地震予測サービス
「MEGA地震予測」は、従来の地震予測とは異なる新しい方法で、人工衛星を用いて地表の変動を監視し、異常を検知して地震を予測します。これにより、まるで地球の健康診断を行うかのように日々の観測を続け、地震の兆候をとらえています。このメソッドは、測量工学の世界的権威である村井俊治 東京大学名誉教授と、災害リモートセンシングの研究者、郭広猛博士によって開発されました。
的中率70%を超えるピンポイント予測
「ピンポイント予測」は、郭広猛博士のリモートセンシング技術に基づく地震予測方法で、特に地震発生の切迫度が高い時に、時期・場所・規模を明確に警告します。短期予測は約1か月以内、中期予測は3〜6か月先の地殻変動に基づく予測を行います。2022年には21件のピンポイント予測が発出され、そのうち15件が的中し、的中率は71.4%でした。この高い的中率がピンポイント予測の信頼性を裏付けています。
5つの観点から地表を分析し、地震を予測
「MEGA地震予測」では、5つの観点から地表を総合的に判断し、地震予測を行っています。村井俊治 東京大学名誉教授は、20年にわたり地表の変動を研究し、大地震の前には「4cm以上の異常変動」が発生することを発見しました。また、低周波電波や電離圏の乱れも大地震の前兆として確認されています。JESEAの「MEGA地震予測」では、これらの異常を三次元的に分析し、1週間単位や年単位での地表変動を比較して予測を行います。異常が検知された場合、画像を用いた分かりやすい情報を提供しています。
NTTdocomoもMEGA地震に協力
「MEGA地震予測」では、国土地理院が設置したものに加え、NTTドコモの協力を得て独自に電子観測点を設置。衛星を利用して地殻の変化を捉える装置を全国16カ所の携帯電話基地局に設置し、収集したデータをリアルタイムで提供しています。
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image by: ETOPO1, Global Relief Model / public domain