ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)と真美子夫人(28)の「第一子」が間もなく誕生します。真美子夫人は5月出産に向け、ロスの“セレブ御用達病院”に入院予定との情報も。高セキュリティを突破して“潜入取材”を試みる気満々の現地パパラッチたちは、早くも病院内の見取り図を確認したり、現場の下見に出ているようですが、どうなるのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、自身の“潜入経験”を踏まえて解説します。
5月にも第一子誕生へ!大谷翔平&真美子夫人が選ぶ“セレブ御用達病院”とは?
大谷翔平&真美子夫人の第一子誕生が間近にせまる中、『NEWSポストセブン』が、在米ジャーナリストの目撃談として真美子夫人の近況を伝えています。
大谷の遠征中、デコピンを連れてショッピングを楽しんでいた真美子夫人は、ゆったりとした服装で、フェイスラインもふっくらとしていたそうです。
記事によると出産予定月は5月。入院先は超高級病院の『シーダーズサイナイ・メディカルセンター』だろうとのことで、産科や病院内のVIP待遇を紹介しています。
もし、本当にこの病院で真美子夫人が出産するのだとしたら、パパラッチたちはどうやってこの“大要塞”を攻略するのか?非常に興味深いところです。
芸能記者を長くやっていると、入院中のタレントの取材を想像するだけで、瞬間的に浮足立ってしまうというか、“記者の血”が体中で騒ぐのを感じるのです。
渡辺謙が白血病で東京・新宿区内の某病院に入院したとき、故・西田敏行さんが東京郊外の某大学病院に極秘入院したとき、故・ジャニー喜多川さんが緊急搬送された際も、気が付けば病院内の侵入禁止エリアに佇む自分がいました…。
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病院への潜入取材は芸能記者の本能!?
真美子夫人の記事を読んで私がすぐに思い浮かべたのは、『シーダーズ~』と同じように壮大な外観を持つ、東京・中央区の『聖路加(せいるか)国際病院』でした。
規模こそ違えど、両院とも“セレブ御用達”として日米を代表する医療施設でしょう。
もう約1ヶ月前になりますが、MLBの開幕シリーズで凱旋帰国した大谷は、チームが宿泊するホテルではなく、自身が所有するタワーマンションでプライベートを過ごしました。
このマンションが聖路加にほど近かったことから、芸能記者の間では「もし真美子夫人が日本で出産するのなら、間違いなく聖路加だろう…」と噂されたものです。
これはもう時効だと思うので書きますが、私が2009年12月、聖路加に潜入取材したのは、当時総理大臣だった鳩山由紀夫氏の実母(鳩山安子さん)が緊急入院したという一報が入ったからでした。
安子さんといえば、現在の『ブリヂストン』創業者の長女として生まれ、永田町界隈では“ゴッド・マザー”とも呼ばれた、財界や政界、総理に最も影響のある人物のひとりでもありました。
86歳での入院に、編集部からのリクエストは「ゴッドマザーに優しく寄り添う総理大臣の画を取ってこい!」だった気がします。
聖路加の入院病棟は、他の著名人や政財界の人物たちが利用する病院と同じく、24時間体制で警備が付き、関係者以外の立ち入りは困難を極めます。
しかしそれでも“隙”はあるわけで…地上6階の渡り廊下を歩きながら、私は興奮のあまり武者震いを感じたほどでした。
迷路のような入院棟の中を右往左往しながら、やっと安子さんに遭遇できたとき、私は思わず走り寄って彼女を抱きしめたくなる衝動に駆られました。今でも忘れることができない瞬間です。
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大谷夫妻の“感動的瞬間”を本気で狙う現地パパラッチたち
さて、知人のロス在住パパラッチに話を聞いたところ、現在の彼らは、シーダーズ院内の見取り図の確認や、実際に足を運んでどこまで入り込めるかを確かめているとのこと。決定的瞬間のシャッター・チャンスを求めて試行錯誤中だといいます。
二谷英明さんと白川由美さんの一人娘で元女優の二谷友里恵さんが、郷ひろみとの子供をニューヨークで出産したときも、セレブ御用達病院のセキュリティが大きな高いハードルになりましたから、今回、ロスのパパラッチたちがどこまで夫婦の感動的瞬間に肉迫できるのか、すごく楽しみです。
球団によれば、出産による会見等は一切行わないとのこと。だからこそ余計に、パパラッチたちは喉から手が出るほど“決定的な画”が欲しいはずですからね…。(次ページに続く)