世界で人気の日本製アニメ映画を見習え。トランプが輸入映画に関税をかけても米ハリウッドの人気が戻るはずもない根本的原因

 

もともと対立関係にあったはずのトランプとハリウッド

さらにいえば、最近のハリウッドは、「WOKE」「ポリコレ」がすぎるという点も、映画をつまらなくさせている一因かもしれません。やたらと多様性を尊重するばかりに、映画に黒人の役者を一定数入れるとか、原作の設定すらも変更するといったことも繰り返し行われてきました。

米ディズニーの『白雪姫』実写版は、まさにその典型のような映画で、主役はラテン系米国人で、白雪姫の名前の由来が「雪のように白い肌」という原作の設定は、「白い雪の日に生まれた」というものに改変されました。

原作では毒リンゴを食べた白雪姫が王子様のキスで目覚めるというものでしたが、実写版では王子様は出てこず、その代わりに山賊グループのリーダーが登場。自ら道を切り開く白雪姫に指導されながら、物語が展開していくというものだそうです。

実写『白雪姫』に酷評続出!ディズニーが貫く「ルッキズムへのNO」と“王子様の不在”による男児への影響とは?

こうした「目覚めた」改変に対して多くの酷評が集まり、結局、日本でも大型連休中にすでに打ち切られていたそうです。全世界でも不評の嵐で、165億円という巨額の赤字になりそうだとのこと。

165億円の赤字か 米ディズニー「白雪姫」実写版、大型連休中の日本でも上映打ち切り

もともとトランプ大統領とハリウッドは対立関係にあり、多くのハリウッドセレブが反トランプでした。そしてハリウッドのポリコレ体質も、トランプ大統領にとっては批判対象であったはずです。

トランプ大統領は、輸入映画に関税をかけると脅す前に、ハリウッドの体制を批判し、改善命令を出すのが先ではないでしょうか。

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