三菱UFJが「大谷翔平と別れて木村拓哉を口説いた」ワケ。新金融ブランド「エムット」の顔にキムタク!仁義なきCM出演料の現実とは?

2025.06.01
20250601kimuratakuya_eye
 

三菱UFJフィナンシャル・グループが、ネットバンキングを中心とした個人顧客向けの新ブランド「エムット」を立ち上げ。そのテレビCMに俳優の木村拓哉(52)が起用されることがわかりました。“三菱の顔”といえば、今でもロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が思い浮かぶという方が多いと思いますが、なぜ同グループは「大谷⇒キムタク」への“継投”を決断したのでしょうか?芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

木村拓哉が三菱UFJFGの個人向けブランド「エムット」の顔に

三菱UFJフィナンシャル・グループの個人向け新ブランド“エムット”の顔が、木村拓哉になりましたね!

これにより、ナショナルクライアントである同グループの新CMキャラクターは、2012年の夏から契約を継続している石原さとみと、キムタク、水上恒司の3人になりました。

三菱UFJといえばほんの数日前まで、店舗ではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の笑顔があちこちで見られたような気がするのですが…。

調べてみると、実に2018年から昨年度まで6年間にわたって、大谷は同グループのイメージキャラクターを務め、ブランドイメージの向上に貢献してきたんですね。

今やMLBの顔となった大谷ですが、メジャー挑戦の陰にはスランプや手術など様々なアクシデントがありました。そんな大谷のサクセスストーリーを6年間、陰でじっと支え続けたのは同グループだったわけです。

【関連】キムタク次女・Kōki,の「結婚相手選び」を芸能記者が今から心配する理由。2世女性芸能人はダメ男に騙されやすい!? 趣里、梅宮アンナと共通点も…

なぜ三菱は大谷翔平と“契約更改”しなかったのか?

しかし昨年3月、ついに大谷と三菱UFJの“蜜月関係”は引き裂かれることになりました。大谷ファンや三菱UFJの顧客でなくとも、この降板劇を不思議に感じた方が多かったのではないでしょうか?

私も気になっていたのですが、その理由を分かりやすく言えば、「大谷がビッグになりすぎたから…」という説明が適当かもしれません。

三菱UFJ側は、これまで大谷に年間3億円の契約料を支払ってきました。

これは三菱に限らず、大谷の契約料の相場として、「クライアント1社3億円」というお約束があったからです。

ところが、それが昨年の契約更新の際、大谷側の条件が“1社10億円”に跳ね上がったようなのです。

日本人特有の“人情”に絡めた契約更新打診に対し、大谷の成績や社会的影響力をビジネスライクに割り切るエージェント。相反する両者は完全にデッドロックに乗り上げてしまった――というわけです。(次ページに続く)

【関連】玉木雄一郎氏「備蓄米は動物のエサ」発言の「何が」有権者を怒らせたのか?5つの論点。「玉木、コメで遊ぶな」生理的嫌悪感も

print
いま読まれてます

  • 三菱UFJが「大谷翔平と別れて木村拓哉を口説いた」ワケ。新金融ブランド「エムット」の顔にキムタク!仁義なきCM出演料の現実とは?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け