教団の公式見解が、語るに落ちる結果になる可能性
旧統一教会はHPで「当法人としては『TM特別報告』は極めて信憑性に欠けるものであると判断いたします」と公式に発表しました。これを見て、語るに落ちる結果になった可能性を感じています。
TMとは「トゥルーマザー(真の母)」のことで、韓鶴子総裁は、旧統一教会にとってメシヤとしての存在です。神様の立場にある人に、信憑性に欠ける報告をする。つまり、嘘を含んだ内容の報告を、信者らがしていることになります。
これは教義においては絶対にしてはいけないはずのことです。
私の信者時代に、アベル(神様に近い立場の人)には、カイン(神様から遠い立場の人)はすべて嘘偽りなく、報告、連絡、相談することで、神の子となることができると教えられました。
究極のアベルは、メシヤであり、韓鶴子総裁です。その人物への報告に本来、多少の間違いはあっても、ありもしない虚偽を伝えることは絶対にしてはならないはずです。
教団は「信憑性に欠ける」と判断したことは、教団内部でも嘘がまかり通っている実態があることを公に認めたことになります。
韓国本部でこのような状況なのですから、信者らは自分より信仰歴のあるアベルと呼ばれる人たちが、末端の信者に嘘をつく可能性を心にとめておかなければなりません。
元会長の発言を公式に否定したことにつながる
もう一つの観点は、この文書に「信憑性がない」とすることで、徳野英治元会長がメシヤへの報告に際して、嘘をついた可能性もあることを公に指摘したことにもなります。
徳野元会長は、今年春の金沢市長選に出馬すると報道されています。そのような人物に「元会長」を公言させてよいのでしょうか。もしメシヤに対して嘘をついたのであれば、除名などの厳しい処分を下さすべきではないでしょうか。
しかし私自身、信者時代に、徳野英治氏が会長になる前の姿をみていますが、彼は信仰の篤い人物であり、旧統一教会、メシヤのために必死になって活動する人物だと思っています。その彼がメシヤへの報告となることに嘘をつくことなどありえないと考えています。多少の言葉の間違いや誇張はあったとしても、ほぼ真実だと思います。
教団本部は彼の報告などをもとにした「TM特別報告」に対して「信憑性がない」と判断しました。これは元会長の発言を否定したことにつながります。
これまでの教団の姿勢としてはないことですので、今後も調査するとのことですので、教団内でまかり通っていた、信者としてあるまじき嘘をどのくらい暴いてくれるのか、注目しています。
しかしTM特別報告には多くの真実のダイヤが混じっていると考えています。
文書を研磨することで、日本の政治にどのような影響を与えてきたのか。自民党と旧統一教会にはどのような関係があったのか。それがはっきりと見えてくることになります。
(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2026年1月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をご登録の上お楽しみください)
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image by: Sun Myung Moon, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で









