京都南丹市11歳殺害の悲劇は他人事ではない。再婚家庭で子どもが「大丈夫」と言う本当の理由

 

◆再婚家庭で意識してほしい3つのこと

だからこそ、子どもにとっての家庭について考えてみてほしいんです。

再婚する予定のある方、再婚された方は特に意識してみてほしいんですね。

(1)子どものペースが最優先になっているか?

「いい人だから、すぐに仲良くなれるはず」と思わないでほしいんですね。

それは大人の論理なんです。

大人のように物事を割り切ることは、子どもには難しい。

心が追いつくまでには、時間がかかるんです。

新しいパートナーを受け入れるかどうかは、お子さんのペースに合わせてあげてほしい。

急かさないこと、比べないこと、「なんでわかってくれないの」と思わないこと。

お子さんにとって、お母さんは唯一の安全基地です。

新しい家族関係を築く前に、まずその『子供にとっての安全基地』だけは、絶対に守ってほしいんです。

「どんなことがあっても、あなたの味方はお母さんだよ」という確信を、お子さんに持たせてあげてほしいんですね。

(2)子どもの小さな変化を見逃さないでほしい。

食欲がなくなった。笑わなくなった。

部屋にこもるようになった。

友達の家に行きたがるようになった。

学校に行きたくないと言い出した。

こういった変化は、子どもからの無言のSOSです。言葉にできない分、体や行動でサインを出しているんです。

特に「家にいたくない」という行動が増えた時は、要注意です。

家がその子にとって、安心できる場所じゃなくなっているサインかもしれない。

友達の家、祖父母の家、どこか別の場所にいたがる時、そのサインを「気のせいかな」で終わらせないでほしいんです。

(3)直接聞くことを、恐れないでほしい。

「新しいお父さんのこと、どう思ってる?」

「何か嫌なことはない?」

「家にいて安心できてる?」

こう聞くことを怖がるお母さんがいらっしゃいます。

「嫌だって言われたらどうしよう」

「せっかくうまくいっているのに、余計なことを聞いて壊したくない」って。

でも、聞かないことの方が、ずっと怖いことなんです。

聞いてあげれば、子どもは「お母さんは自分のことを気にかけてくれている」と感じられます。

たとえ「嫌だ」と言われたとしても、そこから一緒に考えることができる。

「そうか、嫌だったんだね。教えてくれてありがとう」

その一言が、子どもの心の支えになるんです。

でも聞かなければ、子どもは一人で抱え込みます。

そしてお母さんではなく、友達にしかSOSを出せなくなる。

結希くんがそうだったように。

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