小林よしのり氏が見抜いた「雑誌文化崩壊」の本質。“世界観なき時代”に70歳の天才漫画家が仕掛ける「逆襲」とは?

 

70歳のわしが選ぶ新たな道

とはいえ、こう分析してみると、実はこの傾向はわしにとっては、そう悪いことばかりではないとも思うのである。 そもそも雑誌文化が最盛期だった時代から、その時々の編集者が作り出す雑誌の世界観と相容れないものを感じ、衝突し、その雑誌を出ていくということを何度もやってきたのがこのわし、小林よしのりだ。

その都度、なんでこんな世界観の雑誌の中にわしがいなければならないのかと思ったし、それだったらわしがわしの世界観で統一した雑誌を作りたいと念願してきたし、そうして本当に『わしズム』という雑誌を作ったりもした。

これで雑誌文化が終わってしまうというのなら、もはや他人がつくった世界の中にわしが我慢して入っていく必要もないということだ。

もう70歳も過ぎたのだから、ずっと年下の編集者に気兼ねなんかせずに、思う存分やりたいようにやれた方がいいに決まっている。 ただ、雑誌連載の原稿料という収入が保障されなくなることだけが問題なのだが。

ネット展開だったら、全部わしがやりたいように世界観を構築することができる。 そこへ、バラバラの情報の断片の洪水の中に漂うことでは満足できなくなっている読者を集めてしまえばいい。

人は世界観、価値観をなくして生きていくことには耐えられないものだ。 それで、愚にもつかないネトウヨの世界観に引き寄せられたりしてしまったりするのだ。

だったらわしが世界観を提示し、これに共鳴する人を全部集めてしまえばいい。 実際、もうこの「小林よしのりライジング」には、読者共同体までが出来上がっている。 これは非常に強いものだ。

この規模が大きくなっていけば、雑誌で描くのとは比べ物にならない影響力を発揮できるかもしれないではないか。

今週から「小林よしのり漫画ブック」を週刊化(月4回配信)する。 毎週火曜はライジング、金曜は漫画ブックだ。

単行本は描き下ろしで出す。 いずれ「建国論」も漫画ブックで描く! 誰もやったことがない、全く新しい、小林よしのりのためのインフラを創り出す。

それこそが、今までよりもずっと可能性がある。

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変わっていく時代を嘆いても何の意味もない。変わっていく時代にどう希望と可能性を見出し、その時代にどう乗るかが、表現者の勝負である! 後は読者による拡散と宣伝力に賭ける!!

 (『小林よしのりライジング』2026年5月12日号より一部抜粋・敬称略。そのほかの記事も満載のメルマガ『小林よしのりライジング』全文はメルマガ登録の上お楽しみください)

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【著者】 小林よしのり 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 毎月 第1〜4火曜日 発行予定

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