マイナビ調査が示す衝撃の現実
しかし、そんな上司の気持ちも露知らず。 マイナビが2026年に発表した調査によれば、中途入社1年以内の正社員のうち13.6%が「ホワイトハラスメント」を経験したと回答。そのうち71.4%が「1年以内に転職したい」と考えていることがわかりました。
良かれと思った「過剰な配慮」が、皮肉にも、成長を求める人材を組織から追い出す結果になっている。この歪んだ構造を前に、上司側は「じゃあ、どうすればいいんだ」と頭を抱えているのです。
正直なところも、ホワイトハラスメントも、嫌なことがあれば転職するという考え方も、私には理解するのがちょっとむずかしい。ただ現場の声を聞き続けていて感じるのは、コミュニケーションがすごく難しい時代になったなぁ、という上司部下関係のリアルです。
これまで私は、「若い世代にインタビューしていて一番感じるのはコミュニケーションツールやコミュニケーションスタイルが変わろうとも、人間の本質はそうそう簡単には変わらない」という確信を伝えてきました。
しかし、実際の現場では、私の想像をはるかに超えた「壁」が存在する時代に突入した、ということでしょう。
「成長」は誰かに与えられるものか
一方で、めったやたらに取り沙汰される「若者の成長」とは、上司や会社がお膳立てするなどして、誰かから与えられるものなのでしょうか? 甚だ疑問です。
本質的な成長とは、特別な役割や派手なキャリアアップの機会だけを指すのではないはずです。 日々のルーティンワークであっても、「次はもっと効率的にやってみよう」と工夫する。隣で困っている先輩の手伝いを買って出て、組織の全体像を学ぼうとする。 そんな日々の仕事の中で「学ぼうとする姿勢」を持つことのほうが、よほど大切だと思うのです。 上司もできることといったら、時に「縁の下の力持ち」となり、時に「責任はとるからやってみなさい」と背中を押し、時に「この傘を使いなさい」とストレスの雨に濡れてる部下に傘を差し出すことくらいしかありませんしね。
みなさんのご意見、お聞かせください。
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