無責任な移民政策
2013年7月、竹中平蔵氏は、ジャーナリストの田原総一郎氏のインタビューで、外国人労働者について次のように答えています。
田原 「なんで移民の議論は出てこないんですか?産業競争力会議で移民の議論なんか出てこないじゃないですか」
竹中 「いや、私はしていますよ。他の人が賛成しないから出てこないんですね。私は産業競争力会議の議論で最後の最後まで言っています。『移民』という言葉だといろいろイメージするものがあるので、『経済成長に必要な人材確保と人材交流については、官房長官の下で長期の議論をする場所を作ってほしい』というふうに言っています」
~中略~
田原 「ただ、移民に対する反対の議論としては、『日本は島国なんだ、ヨーロッパみたいに山ひとつ川ひとつで国境が隔てられているなら元々いろいろな民族が入ってきているからいいんだろうけど、日本は島国で周りは海なんだから移民は無理じゃないか』という議論がありますね。これはどうですか?」
竹中「オーストラリアも島国ですよね。大きな島国なんですが、オーストラリアの最大の戦略は移民戦略です。イギリスにも移民はいます。だから、為にする議論ですね。とにかく『イヤだから』ということで島国だとか言っているのが見え見えの議論なので、もうちょっと考えたほうがいいと思いますね」
田原 「なんでそういう議論がまともにできないんだろう?」
竹中 「だから、私はそこを政治のリーダーシップで突破してほしいですね」
(現代ビジネス2013年7月16日配信記事「経済成長に必要な人材確保に移民受け入れの議論は不可欠」より)
これを読むと竹中平蔵の移民に関する考え方は、
「日本の少子化は移民で補えばいい」
「イギリスもオーストラリアも日本と同じ島国だけど移民がたくさんいる」
ということです。このように竹中平蔵氏の思考は、とにかく短絡的で薄っぺらいのです。
まず少子化は移民で補えばいいという考えが、まったくもって無責任すぎます。
派遣労働者を増やし国民の賃金を下げ、若者が結婚や出産をしにくくさせたのは、竹中平蔵氏なのです。彼が少子化を加速させた張本人なのです。
「少子化が進めば外国人労働者を増やせばいい?ふざけるな!」と思うのは筆者だけではないはずです。
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