噂話やゴシップを喜々として話すタイプの人が少なからずいますが、聞いていてあまりいい気分はしないものですよね。 メルマガ『毎朝1分・プロコーチが教える「輝くヒント365」』では、「ゴシップや噂話は自分のみじめさをごまかしているだけ」であるとした上で、そのような話を聞かずに、そして自分も話さずに済む「3つのふるい」のエピソードを紹介しています。
3つの「ふるい」
孫娘がおばあさんの部屋に駆け込んできました。
「ねぇねぇ、おばあちゃん、聞いて!」
おばあさんはニッコリ笑って、
「その前に、その話を3つのふるいにかけさせておくれ」
と言いました。
「1つ目は、真実のふるい。お前が話そうとしていることは、ほんとうのこと? 2つ目は、善悪のふるい。それはいい話? それとも、話すことで誰かが傷つく可能性があるような、嫌な話かい? 3つ目は、必要のふるい。真実じゃなくて、いい話でないかもしれないけど、話す必要があるかもしれない。どうかしら?」
孫娘は困ったように答えました。
「うわさ話だから本当かわからないし、クラスメートについてのとても嫌な話よ。そして、必要かどうかは…わからない」
おばあさんは笑顔で孫娘を抱きしめ、
「そうかそうか。お前が話そうとしてることが、真実でもなく、良い話でもなく、必要な話かどうかわからないなら、自分が嫌な気持ちにならないために、そして、誰かのココロを傷つけないように、その話は脇におきましょう。そして、お前のことを聞かせておくれ。最近どんなことがあって、どんな気持ちを抱いているのか。悩みや歓び。お前自身の話をたっぷり聞かせておくれ」
と言いました。
いわゆるゴシップ。うわさ話。こういうのって、ついつい話したくなるとき、あるよねぇ。「他人の不幸は蜜の味」なんて言うもんねぇ。
でもね、その蜜の味。よーく味わってみたらわかる。ほんまは「蜜の味」ではないんだよね。自分のみじめさをごまかすための麻薬のようなもの。
本来の輝くあなたの魂やココロは、うわさ話やゴシップに心を痛め、きっと泣いている。だから、まずは自分自身のためにゴシップやうわさ話から距離を置いていこう。
自分で話さない、拡散しない。そもそもゴシップをぎょうさん話す人とは距離を置く。積極的に聞かない。そのために、冒頭のおばあちゃんの知恵をもらって、自分で3つのふるいにかけていこう。
真実・善きこと・必要(ま、「これだけしか駄目!」にすると苦しい場合もあるので、少しずつね)。
あなたの人生の時間はめちゃめちゃ貴重で尊くて、思ってる以上に短い。ゴシップを話して時間を過ごすには、もったいなすぎる。それよりも、自分の真実を語り、相手の気持ちを聴こう。そうすることで、みんなもっと輝いていくから(о´∀`о)
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