傘を持ち歩く機会が増える季節になりましたが、その傘、一歩間違えると凶器になり得るという意識はお持ちでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、少し気をつけるだけで危険な状況やトラブルを避けることができる「傘のマナー」を紹介します。
傘マナー
さて、本日は梅雨時のマナーのお話。
相変わらず梅雨入りしない西日本です(*゚∀゚*)。もうこのまま梅雨入りしないで夏になだれ込むんじゃないかと思うと憂鬱です。いや、農作業とかって、もうとにかく天候第一なんですよ。雨も、ずっと降られると困るけど、降るべき時には降ってもらわないとそれはそれで困るんですよね。
はあ、こういうことを東京地方に暮らしているころには考えませんでしたね。雨に対する評価が違うんですよね( ̄∇ ̄)
そんな雨評価でもうひとつ違うモノ。それは
- 傘についてのマナー
です。田舎では傘って
- あんまりささない…
んですよ。だって、ほら玄関からすぐクルマに乗っちゃうから。目的地でちょっと傘をさすけど、歩き回るわけじゃなく、すぐに建物に入っちゃうでしょ。大して傘を使わないんですよね。
ところが、東京。…を筆頭に都会では、移動と言えばクルマじゃなくて公共の交通機関。しかも、結構歩く。いや、自分はそんなに歩いていないと思うソコのあなた。田舎人がどれほど歩いていないのかあなたは知らない( ̄∇ ̄)。外出=クルマですから。ソコまでって、100メートルでもクルマですから。
なので、クルマにそれほど乗らずに傘の使用頻度が高い都会では他人の濡れた傘の扱いにうるさくなるんですよね。
傘って
- 濡れている
- 尖っていて長い
ますよね。だから、トーゼンこの特徴(?ってほど大げさでもないけど)を考慮すればいいはずです。いや、こんなことコマコマ言って
- 校規委員みたい
ですが、こういう当たり前と思えるマナーが守られないことから、流血の惨事になったりするようなんです。マナー違反→注意→逆ギレ→口論→喧嘩…という流れでしょう。余裕のなくなった現代社会では如何にもありがちな話で、雨が降って傘をさしたというだけで
- 双方の家庭の平穏が害されるかもしれない
わけですね。なので、傘を持って家を出るときには、
- 傘のマナーも持って出て
ほしいんです。こんなことまで家庭の責任だとは思いませんが、他のどのグループもこんなことにまで気を回せないですからね。
注意すべきなのは、二つだけ
- 濡れている→傘袋にしまう
- 尖っている→先端を下に向けて持つ
だけです。
傘袋については、最近はとても優秀な素材のものが販売されています。内側に吸水性の高い生地の使われているアレです。長柄の傘用もありますよね。ま、傘袋にしまわなくてもせめて傘を巻くようにした方がいいと思うんです。
もうひとつ、先端を下に向けて持つって…これ、最近スゴくトラブルが増えているんですよね。先端を下に向けず、傘を地面と水平にして持つ人がいるようなんです。階段を上がるとき前を歩いている人がこの持ち方だと、想像するだけで
- 目や顔に刺さりそうで危険!
ですよね。で、ホントにそれでケガをした方がいて、鉄道各社でも注意を呼びかけています。これ以外にもたくさん危険な持ち方があって
- 柄を下にして先端を上に向け、手のひらで柄を持つ(衛兵持ちとか言うらしい)
- フードやリュックに柄を引っかける
- 金太郎のまさかりのように肩に立てかける
- 傘を前後に振りながら歩く
などなど。傘の先端が尖っている→危険ということが分かっていれば、こういうことにはならないと思うんですよね。
傘を持つ機会の増えるこの時期、お子さんだけでなくオトナも自分の傘の持ち方をちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。
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