結婚後も仕事を続ける女性が増えている中、ダンナさんの家事への協力や仕事への理解は重要なポイントのひとつであることは間違いありません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、彼ママに焦点をあてた「男性の共働きダンナとしての適正」の見極め方を紹介しています。
彼ママはどんな人?
さて、本日は結婚する前のお話。
いや、私の結婚じゃないですよ。一般論ね。
周囲に結婚したいとか結婚しようとしている女性はいらっしゃいますか?いや、ひょっとしたらご本人かも(*^ー゚)
今日び、結婚するとなると
- 家事能力の高さ
は必須のチェック項目ですよね。専業主婦より共働きがフツーですし時間的に考えてとてもじゃないけど、ひとりで家事を切り回せないですからね。
ま、なんとなく女性の方が男性より家事ができる前提になっているので、女性には無言で家事能力高いはずだよねプレッシャーがあるんですよね。でも、今回のテーマはソコじゃない。男性の方です。
結婚するとなると、いろいろ考えますよね。私はたいして考えなかった気がするけど( ̄∇ ̄)
結婚する場合に、男性の
- 母親が仕事を持っていたかどうか
は決定的に重要だろうなとは思います。やっぱり親って初めて目にするオトナですからね。その親がやることや言うことってマネするし、信じちゃいますよね。とりわけ異性の親は
- 異性ってこういうモン
という鋳型を作ってしまうんだと思うんですよ。それはもう、良くも悪くも。何かを判断するとき、無意識に自分の経験を基準にしてしまうからなんでしょう。
つまり、男性にとって、母親が仕事を持って社会で働いていた場合
- 女性はこういう(仕事を持って社会で働く)モン
だと無意識に思い込んでいるということです。
もっとも、成長するに従って、子供の世界は広くなり、新しい知識も増えていくので、自分の経験した「そういうモン」ばかりじゃないことに気がつきますよね。で、知識や判断基準が書き換えられていくのが健全な成長なんだと思います。その意味では、母親が仕事を持っていたかどうかはひとつの要素に過ぎないとは思いますが。
ちなみにコレは、
- 男性の母親自身がお嫁ちゃんを見るとき
にも当てはまると思います。つまり、この母親が仕事を持って働いていた場合、
- お嫁ちゃんの仕事にも理解がある
んです。自分が働いてきたので、ずっと家にいないで外で働くのが大前提になっているんですよね。共働きがスタンダードになった今この前提に立っていてくれるのは、大きいですよね。
家事を分担する場合にも
- 定時に仕事が終わることの方が珍しい
- 月ごとに仕事量にムラがある
- 会議は長引くことが多い
- 人間関係はいろいろメンドー
- 期限前にはキツくなる
という、仕事をしていればごく普通に想像できるようなことをサクッと分かってもらえますから。
ちょっとヨコに逸れるけど、ここで難しいのは
- 彼ママが自営業者の場合
ですね。特に夫が自営業者でこれを自然に手伝うようになったパターン。たしかに働いているので、この点では問題ないんです。
世代にも依るんでしょうが、自営業者って結構セカイが狭いんですよね、意外なことに。中小零細企業の場合、従業員は夫婦とその子供みたいなのが大多数です。これだと、血縁関係が仕事関係にスライドしていて、より濃厚になるだけなんです。
彼ママが勤労経験者の方がいいよというのは、働くことで必然的に血縁者以外の人と接触せざるを得ず、その中には
- 面倒な人も
- 苦手な人も
- 自分の意見を無視する人も
- やり方の違う人も
いるために、対人関係のスキルが上がるからです。
ところが、血縁者オンリー中小企業は、これがほとんどないんですよ。その意味で会社員でやってきた人よりスキルが上がっていないと思うんです。
ただ、まあ、結局のところ、男性にせよ彼のお母さんにせよ
- 自分の経験を肯定しているだけ
と言えなくもないんですが( ̄∇ ̄)。ま、それを言っちゃうとミもフタもない…。しかも、彼ママが専業主婦だったとしてもまさかそれを理由に結婚を辞めようとは思わないでしょうから確認してどうするという話もあるんですが…。
彼がどんな共働きダンナになるかは、彼ママを見れば推測できるよというお話でした。
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