大容量なのにコンパクト。BLUETTIの新作ポタ電「AORA 300」は、「家に置きたい」と思える逸品でした

2026.03.05
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ポータブル電源が気になりながら、なんとなく踏み出せずにいました。

「防災のために必要なのはわかってる。でもうちに置き場がないし、結局、停電のときしか使わないんじゃ……」

そんな思いを抱えつつ、先日、ポータブル電源「AORAシリーズ」を展開するBLUETTI(ブルーティ)の新製品発表会に参加。新作「AORA 300」の実演を見て、そのモヤモヤが少し晴れた気がしました。

実機を目にして「このポタ電なら家に置きたい!」と感じたポイントを、「AORA 300」の特徴とともにお伝えします。

そもそも「BLUETTI」って? ポータブル電源の進化を支えてきた実力派ブランド

2009年に中国・深センで創業されたBLUETTIは、いわば“ポータブル電源誕生期”からその進化を牽引してきた、ブランドのひとつです。

研究開発・製造・品質管理まですべてを自社工場で手がけることで、価格を抑えながら高品質な製品を提供。日本法人があるため、日本語でのサポートや手厚い保証を受けられるのも、ユーザーからするとうれしいポイントです。

2012年には家庭用蓄電器の量産化に成功したBLUETTIですが、開発当時の重量は60kgと、とても“ポータブル”とは言えない重さ。しかしそこから改良を重ね、2015年に世界初となるポータブル電源の量産化を実現しました。

BLUETTI JAPAN COOの川村卓正さんは、「一般の方へのブランド認知度はまだこれから」と話しますが、まさに“知る人ぞ知る”信頼のブランドなのです。

大容量なのにコンパクト。ポタ電の新定番!

それでは、今回の目玉である「AORA 300」とは、どういったポタ電なのでしょうか。まずスペックは以下のとおりです。

BLUETTI 「AORA 300」
容量 3,014Wh
出力 2,000W(電力リフト使用時は最大で4,000W)
重量 約26.3kg
サイズ 横幅366 × 奥行305 × 高さ297.5 mm
定価 358,900円(税込)

最初に注目すべきは、そのサイズ! 容量2,073Whを誇る「AORA 200」より、約1,000Whも容量が大きいのに、サイズはやや小さく設計されています

左が「AORA 200」で、右が新作の「AORA 300」。ふたつを並べて比べてみると、「AORA 300」のほうがやや小さいのがわかります

「AORA 300」は、米国の大手コンサルティング会社であるFrost & Sullivan社からも「3,000Whクラスのポータブル電源において“世界最小”モデル」と認定(2026年1月時点)されているとのこと。

防災対策に「しっかり容量のあるポタ電がほしい」と考えている人にとって、この「凝縮感」は、自宅に備えるハードルをぐっと下げてくれそうですね。

「3つの家電」が同時に動く圧巻のパワー

会場の実演でいちばん盛り上がったのは、「電子レンジ、電気ポット、ドライヤー」の3つを同時に稼働させるデモンストレーション。

筆者の家でこれをやると一発でブレーカーが落ちますが、「AORA 300」はまったく問題なし。実際に電子レンジで温めた熱々のスープが振る舞われ、そのパワーを肌で実感できました。

こうした機能開発の原点には、東日本大震災でのボランティア経験があると、川村さんは話します。

BLUETTI JAPAN COOの川村卓正さん

川村さんいわく、被災地では、特に女性から「停電時でもドライヤーを使いたい」という切実な声が多かったそう。高電力の家電を同時利用できる「AORA 300」なら、非常時でも「いつもの清潔さや快適さ」をあきらめなくて済むのです。

さらに、AC充電とソーラーパネルを組み合わせれば、約75分間でフル充電をすることが可能。このスペックなら、災害発生後の車中泊避難時にも、心強い電源として活用できそうです。

心に寄り添う「色」と、ライフスタイルで選べるラインナップ

BLUETTIが展開する「AORAシリーズ」は、日本の暮らしのために設計されたラインナップです。

今回発表された「AORA 300」以外にも、使い方や家族構成など、さまざまな要望に合わせたモデルが販売されています。そんな多種多様な「AORAシリーズ」を簡単にご紹介。

AORA 30

女性でも気軽に持ち運べるコンパクト設計が魅力の「AORA 30」シリーズ。柔らかなパステルカラーがかわいらしいモデルですが、カラー展開にはブランドの想いが込められています。

川村さんは「避難所での活動を通じて、黒い機体が並んでいる様子は、心身が疲弊している被災者に圧迫感を与えてしまう」と感じたそう。そこで、人々に安心感を与えるナースウェアのような、リラックス効果のあるパステルトーンを採用したそうです。

豊富なカラー(グレー、ミントグリーン、ペールピンク、スカイブルー)が魅力。インテリアに合わせて選びたい人におすすめ

AORA 100

『家電批評』2025年上半期ランキングで、高い評価を獲得した高出力モデル。家庭用家電にも対応し、キャンプや短期の停電対策に最適。

AORA 10

軽量コンパクトさと本格電源性能を兼ねたミニサイズの人気モデル。スマホ充電やデスク周りの電源として、日常使いにぴったり。

Pioneer Na

世界初の「ナトリウムイオン電池」を採用したモデルで、-20℃の極寒環境でも使えるタフな1台。冬のキャンプや寒冷地での備えに最適。

このようにさまざまなラインナップが並びますが、個人的にはAORA 300のいい意味で主張が少ないシンプルなデザインと、落ち着いたグレーのトーンは好印象。「これならリビングの一角にあってもいいな」と思わせてくれました。

「防災グッズ」から「暮らしの相棒」へ

ポータブル電源を「もしものときのもの」と考えると、どうしても棚の奥にしまいがち。でも、コンパクトで日常に馴染むよう設計された「AORA 300」なら、日常の「電気代を抑えるツール」としても賢く活用できるのではないでしょうか。

「いざという時のための備え」を、日々の暮らしに溶け込む「お気に入りの家電」に変えてくれる。「AORA 300」は、そんな新しい選択肢を私たちに提示してくれているように感じました。

Photographed by ROOMIE編集部

提供元:ROOMIE

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