リオ五輪で見えた大会を汚した国々の「嘘」、輝かせた日本の「真心」

jog20160829
 

リオ・オリンピックも無事閉会し、日本は過去最多となる41個のメダルを獲得しました。しかし、私たちに最も感動を与えてくれたのは、堂々たる「スポーツマンシップ」を発揮した日本人選手の姿だったのではないでしょうか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では今大会の名場面の数々を振り返ると共に、表彰式で何度も上がった「日の丸」が現す意味についても記しています。

リオで見えた嘘と真心

リオ・オリンピックが終わった。日本選手団の獲得メダル数は金12、銀8、銅21の計41個と、過去最多となった。ロンドンでは金7個、合計38個だったので、金で大幅増、合計でも若干増という結果となった。

メダル数を国別で見ると、ロシア、中国、韓国が大きく減った。ロシアはソチ五輪の組織的ドーピング薬物問題で多くの選手が出場禁止となり、ロンドンでは金24個、合計81個だったのが、今回は金19個、合計56個と約7割に減少した。

同様に惨敗したのが中国で、ロンドンでは金38個、合計88個で国別では2位だったのが、今回は金26個、合計70個で、英国に抜かれて3位に転落。韓国は前回、金13個、合計28個で5位だったが、今回は金9個、合計21個、8位まで落ちた

中国はドーピングでの出場禁止処分こそ受けなかったが、かつては組織ドーピングの内部告発があった。今回は、検査がはるかに厳しくなっており、その影響があったのだろう。

韓国はロンドン五輪では、サッカー、柔道、フェンシングなど、「韓国がらみのおかしな判定」が起きていた。今回は「誤審防止」との名目で、判定に異議を唱えたら、ビデオ判定するシステムが導入された。今回の柔道では16年振りに金メダルゼロに終わった。

ドーピングや審判買収による嘘が消えて、選手達のスポーツにかけた真心が輝きだした大会だった。

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