メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で、米国の邦字紙「WEEKLY Biz」CEOの高橋克明さんは先日、日本国内の結婚式に招待された際、「日本人のとある習慣」を久々に体感し、戸惑いを感じたそうです。高橋さんは長年NYで生活しながら「米国かぶれが大嫌い」と語り、日本人であることを誇りに思っていると断言。そんな高橋さんが「これはアメリカより不便だな」と感じてしまった、日本人の「悲しき習慣」とは何だったのでしょうか?
いただきます!
前回、日本出張に行った際、ある知人の結婚式に招待いただきました。 素晴らしい式で、結婚式そのものは言うことなく最高だったのですが、ある出来事に驚かされました。
出された豪華な食事を食べながら、友人たちの小粋なスピーチを聞いていると、隣に座った50代の男性に「、、え、、、もう食べていいんですか?」といきなり聞かれました。
もう、食べていいんですか?? なにを?
テーブルに置かれた目の前の料理のこと? 口にモノを入れたまま、僕は「え? ダメなんですか?」と聞き返す。
「いや、ダメではないと思うのですが、、まだ誰も口をつけてないので、、、」とその男性。
同じ円卓の他の方々は、そのやりとりを聞いていたようで、一斉に「いいですよね、、大丈夫ですよね」と言いつつ、フォークとナイフを手にしました。
大丈夫じゃない場合があるのだろうか。
まさか、司会がマイクをとって「みなさん、手を合わせてください。 いーたーだーきます!」とでも言うのだろうか。