なぜ常連のお年寄りは、店員に解決しない悩みを話しに来るのか?

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「接客は好きだけど、商品以外の話を長々としてくるご年配の人はちょっと…」と、苦手意識を抱く店員さんは少なくないようです。接客販売業で日本一の成績を獲得したこともある無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者・坂本りゅういちさんも、かつて「相談事」を持ちかけてくるご年配の方への対応に困ったことがあるのだとか。しかし、同じく接客業に就くご自身のお母様から、そんなお客様との接し方を学んだといいます。その「接客術」とは一体…?

相談事を持ち込むお客様

特にご年配の方とお話をしている時に、よく相談事をされませんか? 「実は最近、こんなことがあってねぇ…どうしようかと思ってるのよ」みたいな話のことです。

私は百貨店や、商店街のお店やコンビニで働いていた経験があるせいか、こういうご年配の方とよくお話をする機会がありました。そこである程度仲良くなってくると、一見相談事にしか聞こえないような会話になるのです。

こんな場合に、「それなら〇〇したらいいですよ!」と意気込んでお伝えしていたこともあります。しかし、なぜかお客様はピンと来ていません。そして、結局そんな改善案は無かったことのように、また相談事をしてきます。

これがなぜなのか不思議だったのですが、ある時、母親が話しているのを聞いて納得しました。年齢的に私の母親はまだ年配というほどではありません。ですが、彼女も接客業でご年配のお客様とめちゃくちゃおしゃべりをします。それはもう異様なほど、ご年配の方と仲が良いのです。

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