愛媛県の文書には、藤原室長の発言も記録されている。
その主なものは「要請の内容は総理官邸から聞いている」「政府としてきちんと対応していかなければならないと考えている」「国家戦略特区の手法を使って突破口を開きたい」などだ。
官邸と内閣府がタッグを組んで、加計学園の獣医学部新設に力を貸そうとしている雰囲気が伝わってくる。
愛媛県、今治市は官邸で柳瀬氏に会ったと言い、柳瀬氏はそれを否定する。どちらが事実かを11日の衆院予算委員会でで追及された安倍首相は「愛媛県のことをコメントする立場にはない」「柳瀬氏のいうことを信用する」と、ごまかしにもならない答弁を繰り返した。柳瀬氏を信じるのなら、愛媛県知事に抗議するべきではないか。
国民はこの国会模様から、何が事実かをはっきりと見ることができる。ウソを通そうとして、墓穴を掘り続ける安倍政権の姿がそこにある。