店の評判を大きく下げる「出入り業者」と「面接」の落とし穴

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接客慣れしてきて、一見「今回は購入しなさそうだな」と感じたお客様をぞんざいに扱ったことはありませんか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、店舗やブランド全体のマイナスイメージがSNSなどで簡単に拡散可能な時代であることを自覚し、店舗スタッフ以外の全ての方をお客様だと認識することが大切、と説いています。

すべての人がお客様

売れる販売員は、すべての人をお客様だと思っています

これはよく言われる話で、例えばレディースファッションのお店だったとしても、男性のお客様にもプレゼント購買の可能性があったりしますよね。だから、たとえ女性の方ではなくても、通路を通る人、店内の様子を伺っている人、店内に入ってきた人、すべての人がお客様だという意識で印象良くしておくという話です。

ここまでは、ある程度の人が理解しています(たまにしていない人もいますが、それはまた別の機会に)。

しかし、「すべての人がお客様」だというのは、何も見知らぬ人の話ばかりではありません。極端に言うならば、店の中のスタッフ以外はすべてお客様だという意識が必要なのです。

どういうことかというと、例えば、業者の方です。お店には様々な業者が関わっています。商品の納品であったり、配送をお願いする配送業者もいれば、備品を購入する先の業者もいます。インターネット等の管理をお願いしている業者もいますし、清掃を頼んでいる業者もいるかもしれません。

そうした業者の方々に対して、さも「使ってあげているんだから的な応対をする人は、実は少なくないのです。自分たちがお金を払っているのだから、偉そうな態度を取ることが普通だとも思っているのか…とても残念なことですよね。

でも、そうした人たちも、お客様になる可能性はあります。本人たちが買い物をする可能性だってありますし、その家族や、友人が買い物をするかもしれません。そういう可能性があるのに、横柄な態度を取っていたら、どうなるか想像はつきますよね?

まず、売上を失うことになります。場合によっては、「あの店は、業者に高圧的なんだよ」「表ではいい顔しているけど、裏ではこんな感じなんだよ」なんて悪評を立てられる恐れだってあるわけです。

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