子供のアトピーは親のせい? 我が子の自然免疫を高める6つの食材

Kaspars Grinvalds/Shutterstock Kaspars Grinvalds/Shutterstock
 

「アトピー」という言葉の由来は「奇妙なこと」「原因不明」を意味するギリシア語から来ています。名前そのものからしてその原因はわかっていないそうなのですが、『森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング』第89号では、それでも親ができることを紹介しています。

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『森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング』第89号より一部抜粋

いまの保護者はなんでもかんでも病院に連れていかれた世代。しかもアトピーや喘息なども多かったですしね。ステロイド、抗生物質……一見良くなったよう見えてもどうでしょうか?生活を見直して、自分自身の身体が「成長」しない限り完治は望めないものです。

外界と身体内との境界はあいまいで、身体内へ入り込むものから自分自身を守っていかなくてはならないのです。粘膜、呼吸器、消化器……酸素を取り入れてからだの材料や身体を動かしたり、壊れた場所を直すもとになる食物を、食べて消化して代謝して、老廃物や毒素は代謝して排泄していきます。

とはいってもウイルスなどの微生物とは共存しているし、食事も考えによっては異物です。強くなるよう、進化・成長できるように補佐するのが親の務めです。

医療機関が行なう保険診療は医療のごく一部ですし、処方箋は画一的。批判しているわけではなく、保護者がそれを気づいて、こどものためにできることを考え教えることしかありません。

やはり自然に身をおいてみることです。

自然療養を実践している「王先生」によると(西洋医学を学び、それでも不足を感じ漢方や食養学から治療を行なう医師)、表に出る症状を抑える必要はないと。熱も皮膚症状も必要だから。解熱剤もステロイドも病気を見えなくしているだけだ、と。

同感!

ここは強調しますが、東洋医学的な考えで未病を治しへこたれない強い身体をつくり、それでも治療が必要なら西洋医学のお世話になる。これがベストだと思います。西洋医学の考えを否定してはいけません。どちらも理解できるよう日々柔軟な思考で生活することが大事です。

さてユニークなのが体調を整える身近な素材。

  • よもぎ:身体を温めます。冷えからくる痛みに有効。
  • タンポポ:殺菌作用、熱をさまし、腫れをしずめます。
  • はこべ:成分・薬理作用は不明ながら、民間療法として血液を浄化や催乳作用があります。ただし身体を冷やすそうです。
  • ニラ
  • 金時草:鉄分、アントシアニンが豊富。
  • つるむらさき、へちま、ゴーヤ:ご存知健康沖縄野菜です。

すべて苦いのです。匂いも色も青々していかにも強そう。ジュースにして徐々に慣らしていくといいと思いますよ。親が美味しそうに飲んでいることが大事です。豆乳ベースで蜂蜜やバナナを追加すれば結構おいしいですね。

大自然クリニックのためにレシピを準備しておきます。

腸内環境が注目されていますが、植物の成分を代謝したり分解する過程で生じる物質が腸の免疫細胞とクロストークして免疫寛容を引き出しているそうです。アトピーや食物アレルギーの改善に役立つと考えています。

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岩手県出身、岩手医科大学卒業、放射線科専門医、社会を幸せにする医師としての実績を日々模索し続けている。医師、野菜ソムリエ両者の視点から綴られるメルマガは読めばすぐに役立つ内容で人気を集めている。まぐまぐ大賞2014ライフ部門入賞。

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【著者】 宮田恵 【月額】 初月無料!月額330円(税込) 【発行周期】 毎月 第2土曜日(年末年始を除く) 発行予定

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