マネーボイス メニュー

中高年は政府が「リスキリング」をゴリ押しする裏に気づけ。会社から切り捨てられ、困窮しても自己責任だと嘲笑される日が来る=鈴木傾城

2000年代からフリーターを選んだ若者たちは現実を知ることになった。フリーターというのは、「企業が低賃金で若者を雇って好きな時にクビを切る使い捨ての人員だった」という現実だ。最近、日本政府は「リスキリング」を強調しているのだが、その意味は何なのか?(『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』)

【関連】小池都知事の暴走「太陽光パネル設置義務化」を都議会議員が猛批判。上田令子議員に聞く問題点と撤廃させる方法=鈴木傾城

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

政府は「同じ会社に長く勤める」メリットを無くそうとしている

現在、日本では勤続20年を超えた人の退職金には「所得税の軽減措置」がある。今までは、勤続20年までは控除額は40万円なのだが、20年を過ぎると控除額が70万円に増額される。

つまり、20年以上働くと控除額が大きいので、退職金をもらえる額が増える。そのため、退職金を1円で多くもらいたいと思う就労者が「勤続20年まで会社を辞めない」という選択を取ることもあった。

これは終身雇用の中でできあがった制度だったが、すでに企業は終身雇用などできるような体力もないし、要らない人材は切り捨てたいというのが本音なので、できれば長く勤めたら得する報奨(インセンティブ)を取り除きたい。

こうした意図を汲み取って、いよいよ岸田首相は『新しい資本主義実現会議』の中で、軽減措置の見直しを検討することを発表した。「所得税の軽減措置」を外して、長く勤めても退職金が多くもらえることもなくなる。

税金の控除を外すというのは、要するに税金が増えるということでもある。増税されたのと同じ効果がある。「控除を外す=見えない増税」である。この点はインボイス制度で免税事業者を課税事業者にするのと同じ発想であると言っても良い。

【関連】個人事業主を殺す「インボイス制度」なぜ導入?税理士・神田知宜氏に聞く“増税”との戦い方=鈴木傾城

人材の流動化=クビを切りやすい環境にすること

政府はこれを「人材の流動化を促進する」という言い方で進めているのだが、「流動化」というのは、誰が考えても「クビを切りやすい環境にすること」なのだから、中高年を切り捨てる政策が進んでいるということなのである。

どこかで見た光景だとデジャブーに浸る人もいるだろう。そうなのだ。これは「あの時」と同じものだった。

1990年代の後半。もう若者を終身雇用で雇う余裕のなくなり、使い捨ての人材が必要だと思うようになった日本企業は、急激に正規雇用とは別に「非正規雇用」という雇用を増やしていった。

日本の大企業は、経団連やら経済同友会みたいな団体を通して日本政府に非常に強い影響力を及ぼすので、日本企業が「年功序列も終身雇用もやめたい」となったら、その政策を日本政府が行う。

それで、国をあげて非正規雇用の拡大に突き進んでいったのだが、これに対して若者たちは反対したのかというと、しなかった。なぜなら「非正規雇用は自由な働き方」とか「新しい時代のスタイル」とか言われて、まるで素晴らしいことのようにマスコミにも喧伝されたからだ。

Next: リスキリングという言葉を与えて「中高年」を放り出す準備…



フリーターという「なんとなく格好いい働き方」

非正規雇用は「非正規」という後ろ向きな言い方ではなく「自由=フリー」から「自由人=フリーター」という明るさと楽しさを感じさせる言い方に変わって、「好きな時に働き、好きなだけ自分の時間を追求できる」とメリットが強調された。

それで、若者たちは正社員という古い働き方ではなく、フリーターという「なんとなく格好いい働き方」に憧れて、それを目指す若者も大勢いた。

しかし、2000年代からフリーターを選んだ若者たちは現実を知ることになった。フリーターというのは、「企業が低賃金で若者を雇って好きな時にクビを切る使い捨ての人員だった」という現実だ。

フリーターにいつまで働くかの選択肢があるわけではない。企業がいつまで働かせるかの選択肢があるのだ。

さらに言えば、フリーターの働き方が不利であることが分かった時に、それでは正社員で働こうと思っても、その時にはすでに企業は正社員の扉を閉じていて、フリーターは一生「非正規雇用者」として生きなければならなくなっていた。

その結果、若者の貧困と格差が広がっていったのは誰もが知る結末だ。

リスキリングという言葉を与えて「中高年」を放り出す準備

今回の「人材の流動化を促進する」という動きは「リスキリングを通して労働力の成長分野への移動を促す」という理由が添えられている。

リスキリング(Re-skilling)というのは『新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと』という意味なのだが、「新しい技術を覚えて成長分野に転職したらハッピーになれますよ」というのが岸田政権の提唱する「新しい資本主義」である。

「人材の流動化」「リスキリング」「成長分野」

これだけを見ると、実に前向きだ。しかし、フリーター(非正規雇用)が実は「若者の使い捨て」が裏の目的であったのと同様に、このリスキリング(技能再習得)も「中高年の使い捨て」が裏の目的なのではないか。

確かにリスキリング(技能再習得)によって、DX(デジタル・トランスフォーメーション)で生まれた成長分野に進出できる人たちもいるだろう。しかし、大半の人たちはリスキリングしても、非正規雇用でいいように使い捨てされる人材になってしまうのではないか。

結果的には「ただの中高年の切り捨て」がリスキリングという格好良い言葉で行われるように見える。

つまり、今の労働市場で起きている動きというのは、「要らない中高年を会社から切り捨ているために、日本企業が日本政府に働きかけて行われている一連の策略」であってもおかしくない。

リスキリングが……というのは、そのための方便になっているのではないか、ということである。企業はこの20年で非正規雇用の比率をどんどん引き上げてきた。しかし、中高年は以前として正社員として残っていてクビを切ることが難しい。

だから、リスキリングという言葉を与えて放り出す準備をしているように見える。

Next: 人材の流動化=労働者使い捨て。リスキリング=自分の能力で何とかしろ



バフェットが日本株を買うのにも裏がある

すでに日本社会はグローバル経済に完全に組み込まれており、日本企業の競争もグローバルなものになっている。そして、日本企業の株主も多くは外国人である。

最近、ウォーレン・バフェットが来日して、5大商社の保有株をさらに増やし、日本企業への投資を拡大すると表明したばかりだが、バフェットはROE(株式資本利益率)を重視する投資家である。

ROE経営というのは、いかに株主の利益が増えるのかというのが主軸であり、このROE経営の中では人材はコストであるという点には注意しなければいけない。

すなわち、欧米の投資家が日本企業の株主であるというのは、「よけいなコストは極限まで削って、株主の利益に計上しろ」という株主至上主義を強いられるということであり、その象徴としてウォーレン・バフェットの存在がある。

バフェットは非常に尊敬すべき人なのだが、企業がROE(株式資本利益率)を意識した経営に邁進すると、労働者はコストなので、景気が良かろうが悪かろうが、常に「切り捨て」の対象になっていく。

まさに「人材の流動化」が強制されるということだ。

リスキリングに失敗しても自己責任

そんなわけで、日本もいよいよ終身雇用が崩壊して、明確に「従業員は使い捨て」の社会の最終局面に入りつつある。流動化というのは「従業員使い捨て」を柔らかく言った言葉なのである。

だから日本政府は「お前たち、これからクビ切りが当たり前になるから、新しいスキルでも覚えて準備しておけ」と通達を出しているのだと捉えることもできる。

人材の流動化=労働者使い捨て
リスキリング=自分の能力で何とかしろ

そういうことなのだ。

人材の流動化でクビになって新しい仕事も見つからず困窮してしまったら「リスキリングに失敗したのは自分のせい、自己責任だ」という言い訳にもなるので、日本企業も日本政府もこれから便利に「リスキリング」という言葉を振りかざすだろう。

フリーターを選んだ若者が困窮した時に、人々は自己責任だと嘲笑った。今度はリスキリングに失敗した中高年は、自己責任だと嘲笑われる日が来る。

有料メルマガ好評配信中! 初月無料です

【関連】元オウム上祐史浩が語る「宗教二世」山上被告の弱さと旧統一教会の欠陥。第二の麻原は生まれるか?【前編】=鈴木傾城

【関連】日本国民はまるで政府のATM。給料の半分近くを税金と社会保険料で毟り取り、30年の失政のツケを私たちに払わせている=鈴木傾城

【関連】日本の貧困層は飢えずに太る。糖尿病患者の半数以上が年収200万円未満の衝撃=鈴木傾城

<初月無料購読ですぐ読める! 4月配信済みバックナンバー>

※2023年4月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

2023年4月配信分
  • 今こそ考えろ。馬鹿な政治家・無能な官僚と一緒に沈むほど虚しい人生はない(4/23)
  • 「金のことを考えたくないから金が欲しい」のであれば、考えない投資が一番いい(4/16)
  • 円しか持っていなければ、その時点で超絶的な悲劇から立ち直れなくなる理由とは?(4/9)
  • 2020年代はいよいよ「先進国としての日本」の終わり?(質問コーナー始めました)(4/2)

→いますぐ初月無料購読!


※有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』好評配信中!ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。

2023年3月配信分
  • この10年で日本が変われないのであれば、次の10年は「この現象」がやってくる?(3/26)
  • 金融市場の大混乱がやってくる。うまく立ち回りたいのであれば今がチャンスの時(3/19)
  • 時代を変える人工知能。関連する企業に今すぐに投資することで儲けられるか?(3/12)
  • 首相自ら「日本が社会的機能を維持できなくなる瀬戸際」と言うのが日本の現状(3/5)

2023年3月のバックナンバーを購入する

2023年2月配信分
  • 為替レート。素朴で単純で誰でも理解できる「たった1つの問い」で資産が増える?(2/26)
  • あなたは「10万円を3回10倍にして手っ取り早く1億円ゲット」を実現できるか?(2/19)
  • 「損したくない」という気持ちがあまりにも強すぎる人が逆に大損するメカニズム(2/12)
  • 現金を持っていたら目減りする時代に入った。やるべきことと気をつけるべきこと(2/5)

2023年2月のバックナンバーを購入する

2023年1月配信分
  • リストラが増えて世の中が悲惨になっていくのだが、それを喜んでいる存在がある(1/29)
  • 「衰退を止められない日本でいかに生き残るのか?」がテーマになったと理解せよ(1/22)
  • 株式市場の暴落の大底は景気後退《リセッション》の期間中に来る確率が高い?(1/15)
  • 2023年は実体経済がボロボロになるので、ぼんやり寝てないで「Jカーブ」に乗れ(1/8)
  • 日本が先進国から一気に途上国に転落するくらいの悲劇的な凋落もあり得る理由(1/1)

2023年1月のバックナンバーを購入する

2022年12月配信分
  • 苦しかった2022年の日本。しかし2023年はますますヤバい年になってしまう?(12/25)
  • 日本が変われないのであれば「2022年は終わりの始まりだった」と歴史に残る?(12/18)
  • 岸田政権はもう見込みがないのは言うまでもないのだが、もっと悪いことがある(12/11)
  • 2023年は楽勝ではない。しかしこの年がどうなろうとやっておくべきたった1つのこと(12/4)

2022年12月のバックナンバーを購入する

2022年11月配信分
  • 2023年。いよいよキャピタル・フライトをすべき最適な時期が来たと考えるべき(11/27)
  • 日本人は崖から落ちようとしているのに止められないバスに乗っているようなもの(11/20)
  • 2023年に景気後退《リセッション》は到来する。この悲惨の中で世間と逆行する?(11/13)
  • あらゆるデータ・社会問題が日本の衰退を示す。やるべきことはたった1つしかない(11/6)

2022年10月のバックナンバーを購入する

2022年10月配信分
  • ボロボロになっていく株式市場と景気後退の到来危機の今、考えるべき大事なこと(10/30)
  • 経済的にも政治的にも駄目になっていく日本。その中で重要になるたった1つの考え方(10/23)
  • 景気後退が避けられないのであれば、まだまだ様子見に徹した方がいいのだろうか?(10/16)
  • 混乱に突入。株価下落、リセッション、債務・金融危機、スタグフレーション……(10/9)
  • 日本は何らかの奇跡でも起こらない限り破綻まっしぐらなので、それを前提に生きる(10/2)

2022年10月のバックナンバーを購入する

2022年9月配信分
  • クライマックスはこれからやってくる。不測の事態に立ち向かう最も効果的な方法(9/25)
  • 政治が期待できないなら資産として円を持ち続けることに不安や恐怖を感じるべき(9/18)
  • 周期的に経済ショックと株式市場の暴落がくるが、最終的にはどうしたらいい?(9/11)
  • チャンスをつかむために「これ」を自分の生活から排除する練習を今からしておけ(9/4)

2022年9月のバックナンバーを購入する

2022年8月配信分
  • 2022年は生活をダウングレードし、安いジャンクフードでも食って寝ていればいい(8/28)
  • もう日本は駄目かもしれないと心の中で不安がよぎるなら、やっておくべきこと(8/21)
  • 株式市場では、本当においしい局面だけに顔を出して弱っている相手と戦えばいい(8/14)
  • 日本という国はもう時間切れ。期待しても無駄なので自分の力だけで何とか生き残れ(8/7)

2022年8月のバックナンバーを購入する

2022年7月配信分
  • 社会情勢は十分に悪化しつつある。あなたは波乱の空気を感じ取れているだろうか?(7/31)
  • 日本政府が信用できないと思う人は、そろそろ日本政府を見捨てる準備をしておけ(7/24)
  • 国民は「経済的な衰退を止められない自民党」を大勝させたが、これからどうする?(7/17)
  • 安倍晋三という巨大な存在が消えて、これから日本経済がどうなるのかを考えよ(7/10)
  • 阿鼻叫喚の中で正しい行動をするというのは意外に難しいことを、あなたは知る(7/3)

2022年7月のバックナンバーを購入する

2022年6月配信分
  • 暴落の足音。そろそろ次の暴落のことや、その時の戦略のことを考える時期に来た(6/26)
  • 株式大暴落の予兆。リセッションという言葉が頻出するようになったら気をつけよ(6/19)
  • 私たちはこれからも税金を取られまくり、衰退する国の中で生きなければならない(6/12)
  • 株式市場が死屍累々となったら、私は墓場から抜け出して株式を買いまくりたい(6/5)

2022年6月のバックナンバーを購入する

2022年5月配信分
  • ヤバい時代がやってくる。ひとりひとりの人格を尊重する社会は地獄を生み出す(5/29)
  • 「物価高・経済縮小・増税」の三重苦。この時代で最も効率的なサバイバルは?(5/22)
  • 吹き飛ぶレバナス、一夜で価値がゼロになる仮想通貨。愚かな人間と自爆するな(5/15)
  • 「資産所得倍増プラン」みたいな話が続くようであれば、何をする必要があるのか?(5/8)
  • 国民からカネを吸い上げる搾取マシーンと化した日本政府には何も期待するな(5/1)

2022年5月のバックナンバーを購入する

2022年4月配信分
  • 株式の暴落の合図は点灯したので、心して次のショックを迎える心の準備が必要だ(4/24)
  • 資本主義の社会でしたたかに生き延びたかったら、視点をこのように切り替える(4/17)
  • 逆イールドが発生すると株式市場で起こることを理解して、パニックにはなるな(4/10)
  • 最終的には、国家の衰退は円安を進行させる。だから、今こそすべきことがある(4/3)

2022年4月のバックナンバーを購入する

2022年3月配信分
  • 円安によってどんどん物価上昇が鮮明になっていくが、円安で狂喜乱舞する人とは?(3/27)
  • 【号外】新著『亡国トラップ ─多文化共生─』発売中! 多文化共生は亡国に至る罠(トラップ)ではないのか?(3/21)
  • 世の中の混乱が深まっている中、「自分の身は自分で守る」ための30項目を改めて振り返る(3/20)
  • 起業にも投資にもまったく興味がなく、ほどほどの収入の人はどう生きるべきか?(3/13)
  • 金融経済も実体経済も悪化して波乱の真っ只中。しかし勘違いしてはいけないこと(3/6)

2022年3月のバックナンバーを購入する

2022年2月配信分
  • 不況の時代は不況に合わせた生き方に転換せよ。それが合理的なライフスタイルだ(2/27)
  • 今は何もしないで、もがいていた連中が討ち死にするのをのんびり見ながら過ごせ(2/20)
  • 「インフレ=経済成長」と勘違いするな。日本社会がそうならないのは理由がある(2/13)
  • 経済状況が悪化したら真っ先に首が絞まるのは誰か? 生き残る戦略とは何か?(2/6)

2022年2月のバックナンバーを購入する

2022年1月配信分
  • 能力のない人間は死ねと言っているような社会で実体経済も金融経済も悪化している(1/30)
  • 今後の数ヶ月、株式市場も実体経済もどんどん悪化するのに何をするというのか?(1/23)
  • 覚悟しろ。コロナ・インフレ・利上げ・株式市場悪化、そして新たな悪材料の登場(1/16)
  • 今年は自爆が多発する年になる? しかし、本当に怖い自爆は日本の社会が生み出す(1/9)
  • 2022年始動。瀬戸際に立つ日本の「危険極まりない情勢」をディープに取り上げたい(1/2)

2022年1月のバックナンバーを購入する

2021年12月配信分
  • 2021年最後のメルマガです。私たちの「次の敵」は日本政府なのかもしれません(12/26)
  • パチンコ依存者の話を聞いてノイローゼになりかけた私が株式投資について思うこと(12/19)
  • 悪化する日本の情勢を憂いながら、じっと38,915円87銭という数字を見ている(12/12)
  • 2022年はあまり面白くない年。長期投資に挫折して売り飛ばす人も出てくる年に(12/5)

2021年12月のバックナンバーを購入する

2021年11月配信分
  • 這い上がれない若者が自暴自棄となり、使い捨てされた外国人がギャング化する!(11/28)
  • 学歴も職歴も何もない若者の中から金融取引で莫大な富を得る人間が出てくる理由(11/21)
  • どこの馬の骨とも分からない、そこらの野良犬みたいな人間でさえ天才に勝てる(11/14)
  • 10万円を支給してもらっても助かるわけではない。日本に残された時間はわずか(11/7)

2021年11月のバックナンバーを購入する

2021年10月配信分
  • 選挙に行っても社会は変わらないので、邪悪な世界が私たちを襲うと思っておけ(10/31)
  • 2020年代は、企業も政府も邪悪な存在となって私たちの前に立ちふさがる時代に(10/24)
  • 世界最悪の高齢化。日本という国家がもはや生き残ることができない10の理由(10/17)
  • 頭が良い人間「だけ」が超絶的に得する今の資本主義社会で生き延びる方法(2)(10/10)
  • もし短期売買に対して夢のようなものを持っているのであれば、どうすべきか?(10/3)

2021年10月のバックナンバーを購入する

2021年9月配信分
  • 頭が良い人間「だけ」が超絶的に得する今の資本主義社会で生き延びる方法(1)(9/26)
  • 監視資本主義。今後は悪夢の社会になっていくが、悪夢に投資せざるを得ない現状(9/19)
  • なぜ野良犬の鈴木傾城は、ぶらぶらしながら経済的に困窮しなかったのか(2)(9/12)
  • なぜ野良犬の鈴木傾城は、ぶらぶらしながら経済的に困窮しなかったのか(1)(9/5)

2021年9月のバックナンバーを購入する

2021年8月配信分
  • 弱肉強食の資本主義で生き残るために、凄まじく重要なことは実はただ1つだけ(8/29)
  • 「YouTubeに動画もないような人は信用できない」という時代が来たらどうする?(8/22)
  • 生活保護受給者やホームレスになったら夢は追えない。夢ではなく「これ」を追え(8/15)
  • 大量の株式資産を持つ者は、コロナ禍でも自粛でもダメージを受けずに遊んでいる(8/8)
  • 24時間365日ぶっ通しで金融市場を分析しているプロに勝つ理由を知っておけ(8/1)

2021年8月のバックナンバーを購入する

2021年7月配信分
  • 私と共に【VTI】を買い続けた人はみんな勝ち組だが、これからはどうなのか?(7/25)
  • この世は資本主義なのに、あなたは「資本主義者」として生きていない衝撃を知れ(7/18)
  • 日本政府は問題解決能力を喪失しているので、いずれ「円」の信頼も消えるのだ(7/11)
  • ジム・ロジャーズが許せない理由。この男が何か言うたびにアメリカに賭けよ(7/4)

2021年7月のバックナンバーを購入する

2021年6月配信分
  • 性格占いなんかするな。それより、自分の真の姿をリアルに知る方法がある(6/27)
  • イケダハヤトが「1年で元本が900倍」と大絶賛した翌日、資産価値ゼロに突入(6/20)
  • コロナ禍の後は米中対立が本格化する。どちらに付くのか腹をくくって投資せよ(6/13)
  • あなたは、意味なく資格なんか取っても何の役にも立たないことを早く知るべき(6/6)

2021年6月のバックナンバーを購入する

2021年5月配信分
  • 20年間せっせと定期定額積立投資できるなら、バクチしなくても資産は増える(5/30)
  • 「これ」の対応に失敗すると、日本は先進国から脱落し個人は社会的弱者になる(5/23)
  • 3250万円で自分の分身1個が買えるという事実は資本主義の基礎知識である(5/16)
  • 投資は資産を増やすのが目的なのだが、金に飢えた瞬間に成功は遠のいていく(5/9)
  • 結局、3つの僕《しもべ》に命令して資産を増やしている人が勝ち組になっていく(5/2)

2021年5月のバックナンバーを購入する

2021年4月配信分
  • M1チップを見よ! Appleはユーザーだけでなく長期投資家にも注目に値する企業(4/25)
  • ハイリスク・ハイリータン。そこに長くいればいるほどハイリスクの毒が回る(4/18)
  • 銀行に100万円定期預金して金利は20円。それでも国民の半分は何とも思っていない(4/11)
  • 誰もが軽視するが大事なこと。「感情のコントロールは利益を生む」という事実(4/4)

2021年4月のバックナンバーを購入する

2021年3月配信分
  • 中国なんかどうでもいい。新興国も気にしなくてもいい。アメリカに賭けよ(3/28)
  • 自分に賭けるよりもビッグブラザーに賭ける方が勝てるなら、私は自分に賭けない(3/21)
  • 一生懸命に働いたら報われるという認識は嘘八百だ。それを信じると人生が詰む(3/14)
  • ちっぽけな起業家から、大企業に働いてもらう側に立場をスルリと入れ替える(3/7)

2021年3月のバックナンバーを購入する

2021年2月配信分
  • 株式崩壊は、浜矩子みたいな人間が警告しようがしまいが何らかの形で必ず来る(2/28)
  • 株式市場が過去最高の高値圏にまで上昇している。「そろそろか」と思う局面(2/21)
  • 株式を保有している人は、こんな時期に「資産が増えた」など大声で言わない(2/14)
  • 時代は変わっても自分の性格は変わらない。ここを間違えたら一生苦しむ(2/7)

2021年2月のバックナンバーを購入する

2021年1月配信分
  • 生き方を変えるなら今しかない。2020年代は「個」で待遇も賃金も変わっていく(1/31)
  • バイデン政権で最も注視すべきなのは国防長官ロイド・オースティンである理由(1/24)
  • 阪神・淡路大震災の教訓。100%来る「次の巨大地震」で投資家がすべきこと(1/17)
  • プラットフォームを掌握する巨大メガテックが自国の大統領をも粉砕する時代(1/10)
  • 働くことは生き甲斐につながるが、必ずしも豊かさにつながるわけではない(1/3)

2021年1月のバックナンバーを購入する

2020年12月配信分
  • 2021年は前半は慎重に動いて、後半からどんどん追い込んでいくのが良い理由(12/27)
  • 「弱者の不幸は蜜の味」。災厄はなぜ強者にとってはおいしい局面になるのか(12/20)
  • 今年の冬を経済的に乗り切れない人がどうなるのか、よく見つめておくべきだ(12/13)
  • 「金に興味がない」から、労力を使わないで金を増やす方法を採用している(12/6)

2020年12月のバックナンバーを購入する

2020年11月配信分
  • 私たちも、竹中平蔵のように甘い汁を吸わなければ生きていけない世の中なのだ(11/29)
  • 現代社会は「資本主義」ではないということを認識すれば容易に生き残れる(11/22)
  • バイデン政権が甘ければ、中国企業がグローバル化を乗っ取ることもあり得る(11/15)
  • トランプ大統領は終わって、バイデン大統領の時代になる。相場もまた変わる(11/8)
  • 大混乱の中、いよいよ11月がやってきた。今こそ社会の動きに瞠目し決断せよ(11/1)

2020年11月のバックナンバーを購入する

2020年10月配信分
  • 起業家にならなくても、孫正義や三木谷浩史や柳井正を利用する生き方もある(10/25)
  • 稼ぐために悪人にならなくてもいい。合法的に金が転がり込んでくる場所がある(10/18)
  • 狂った猿の作り方。徹底的に人間を依存症に追い込むのがパチンコという世界(10/11)
  • もう一度よく考えてみよう。コロナで世の中はまったく違ったものになるのか?(10/4)

2020年10月のバックナンバーを購入する

2020年9月配信分
  • 国民に都合の良い政策など実現しない。悪い政策の方が実現する。それが現実(9/27)
  • 起業しないで起業家と同じようなスリルと大きな利益を手に入れる方法がある(9/20)
  • 波乱の相場。これから3ヶ月、何が起こるのか誰にも分からない中で生き残る(9/13)
  • ポートフォリオが自分のリスク許容度に見合っているか点検するのは悪くない(9/9)
  • 「自分はどこまでリスクが取れるか?」で何も持たない人間の運命が変わる(9/6)

2020年9月のバックナンバーを購入する

2020年8月配信分
  • 安倍政権を「賞味期限切れ」にしてしまった要因と、アメリカ大統領選挙の行方(8/30)
  • ジョー・バイデンが大統領になる前提で、投資家はすでに新たな動きを起こしている(8/23)
  • コロナによって、超巨大ハイテク企業はより独占的・支配的・持続的になった(8/16)
  • MMT(現代貨幣理論)やベーシックインカムが声高になれば、ここに投資しろ!(8/9)
  • コロナ時代には、政府がばらまく金を投資で自分に引っ張り込むことが重要に(8/2)

2020年7月のバックナンバーを購入する

2020年7月配信分
  • 難しい時代は何もしない。バクチ銘柄を扱わない長期投資家は高みの見物でいい(7/26)
  • ジャック・マーも保有株を売り、バフェットも買わず、ゴールドは上がる時代(7/19)
  • 「コロナだろうが何だろうが、しっかり会社を経営しろ」と叫んだら起こる地獄(7/12)
  • コロナによる世界的な混乱で一筋縄ではいかない状況。正解はまだ分からない(7/5)

2020年7月のバックナンバーを購入する

2020年6月配信分
  • うまく生きたければ、早く仕事もライフスタイルも投資も非接触系に転換しろ(6/28)
  • 今後、社会・企業・ライフスタイルを「これ」で区分けすべきだと気づいた(6/21)
  • 2020年がバラ色の年であるとは思っていないのに米国株に投資をする3つの理由(6/14)
  • どこの国でも「株式を保有していた人間」が先に助かり、恩恵も大きかった(6/7)

2020年6月のバックナンバーを購入する

2020年5月配信分
  • コロナ禍が、また違う「禍(わざわい)」を招き寄せるという現象に注目せよ(5/31)
  • アメリカでは失業者「2500万人」を超える状況になっているのに株価は戻した(5/24)
  • 40年で約3倍の結果として違ってくるというのに、誰も何もしないのが現実の姿(5/17)
  • コロナウイルスによる大恐慌なみの経済ショックで誰がどのように得するのか?(5/10)
  • 今は「生き残る」ことをテーマにしてライフスタイルや投資を組み立てておく(5/3)

2020年5月のバックナンバーを購入する

2020年4月配信分
  • 別に世の中を読まないが、それでいて時代が必要とする重要企業も逃さない方法(4/26)
  • 「自分の人生の中で最も最悪な年になる」と自覚してコロナショックを生き残れ(4/19)
  • 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(2)危機が去れば焼け太りする(4/12)
  • 今の相場環境は嫌いではない。低迷が長引くほど保有株を大量に増やせるから(4/5)

2020年4月のバックナンバーを購入する

2020年3月配信分
  • 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(1)頭を使わないで平均点を取れ(3/29)
  • コロナショックはいずれは落ち着いて、どんな形にしろ日常は必ず戻ってくる(3/22)
  • 私のやっている投資がコロナショックでの相場大激変でも何の問題もない理由(3/15)
  • ついにやってきた株式市場の暴落と乱高下。この社会情勢で私はどう動くか?(3/8)
  • 新型コロナウイルスで市場が変わった(2)12%の暴落をどのように考えるか?(3/1)

2020年3月のバックナンバーを購入する

2020年2月配信分
  • 新型コロナウイルスで市場が変わった(1)日本はもしかしたら見捨てられる?(2/23)
  • 「中国を潰してやる」というのは、アメリカの一貫した方策であることを認識せよ(2/16)
  • 新型コロナウイルスが浮き彫りにしたのは、中国に投資すべきではないということ(2/9)
  • 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(2)(2/2)

2020年2月のバックナンバーを購入する

2020年1月配信分
  • 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(1)(1/26)
  • 国民年金だけでは65歳以後は乗り切れないということを早く自覚して行動すべきだ(1/19)
  • 私がやりたいのは「株式市場での火事場泥棒」。社会が混乱している時に盗む(1/12)
  • イランの反米司令官が爆殺されて肉片となったので米国株式を増やすことに決めた(1/5)
  • 【新年特別号】令和すなわち地獄。終わりの始まりを迎えた日本で経済的にサヴァイヴする方法(1/1)

2020年1月のバックナンバーを購入する

2019年12月配信分
  • 私が「2020年代が自分の人生で最もキツい年代になる」と覚悟している理由とは?(12/29)
  • 「捨て石」の概念を見直せ。これが前もって成功に辿り着く確率を上げる方法(12/22)
  • 読者のみなさまへ、バックナンバーのご案内(12/17)
  • 2019年の総括と、2020年のこと。相場の動きは読まない。何か起きたら対応する(12/15)
  • 社会が重要な岐路にあるとき、次の方向性を知るためには何を見ればいいのか?(12/12)
  • 日本人は全員で消費税を引き上げた政治家・官僚・財界の馬鹿どもに復讐せよ(12/8)
  • 【まぐまぐ】年賀状キャンペーン期間延長のお知らせ(12/1)
  • 株式の割高・割安を見る3つの指標と、これから起きそうな予兆についての考察(12/1)

2019年12月のバックナンバーを購入する

2019年11月配信分
  • 社会は大きな「ゆがみ」を生み出すのだが、それを見つけて埋めるとカネが入る(11/24)
  • 「楽して手っ取り早くカネを増やしたい。思惑が外れたらサヨウナラ」の気持ち(11/17)
  • 鈴木傾城が今の投資について思っていること(2)世界を買うか、米国を買うか?(11/10)
  • 鈴木傾城が今の投資について思っていること(1)相場は上がっているが……(11/3)

2019年11月のバックナンバーを購入する

2019年10月配信分
  • 次のリーマンショック級の経済ショックが起きたら、ソフトバンクは死ぬ(10/27)
  • 人生も壮大な賭け。投資から人生まで「賭け方」で知っておくべき4つのタイプ(10/20)
  • 投資の前に貯金や収入を何とかしなければならないのであれば、どうすべきか?(10/13)
  • 「一生現役」は、政府が日本国民を死ぬまで働かせるためのキーワードである(10/6)

2019年10月のバックナンバーを購入する

2019年9月配信分
  • 圧倒的な弱者であっても、絶滅するどころかしたたかに生き残っている事実(9/29)
  • 資本主義では資本が生み出す不労所得を手に入れることが最も大きな「旨み」だ(9/22)
  • 今までの資本主義は「株式保有」が生き残るための武器だったが次はなにか?(9/15)
  • 重い借金を抱えて地獄を見て生きている人は、借金のない人が幸せに見える(9/8)
  • 消費税10%を乗り切れ。ダメージを受ける人は、その分をサイドジョブで吸収せよ(9/1)

2019年9月のバックナンバーを購入する

2019年8月配信分
  • 下らないマウントが横行するネットの世界で自分のスタイルを守るには?(8/25)
  • 最先端のバイオ・ゲノム企業に投資するのが難しい理由と乗り越える方法(8/18)
  • 中国発の株式市場への巨大な悪影響は、いつか必ず私たちに襲いかかってくる(8/11)
  • 8月1日に巨大損失を被ったのであれば、それは健全な投資をしていない証拠(8/4)

2019年8月のバックナンバーを購入する

2019年7月配信分
  • アメリカに投資していないのであれば、本当の意味の恩恵を受けていない(7/28)
  • カネのあるところから無理やり自分にトリクルダウンさせる仕組みがある?(7/21)
  • アメリカの株式市場が史上最高値更新。しかし、有頂天になる局面なのか?(7/14)
  • アーリーリタイアは「夢のまた夢」なのか「何とかできる」ものなのか?(7/7)

2019年7月のバックナンバーを購入する

2019年6月配信分
  • 定期定額積立投資しながら暴落待ち。私が次の暴落に投資したいのはこれだ(6/30)
  • 率直に言うと、日本の株式市場に長期投資するというのは人生最悪の選択(6/23)
  • 米中新冷戦は長引くが、これによってアメリカに賭ける戦略は終わるのか?(6/16)
  • 第一線を離れてからも要領良く資産を増や続けるビル・ゲイツを観察せよ(6/9)
  • 起業して10年後に生き残れるのは6%。起業に人生を賭けない生き方も悪くない(6/2)

2019年6月のバックナンバーを購入する
さらに以前のバックナンバーはこちら

【関連】迫る消費税11%超えと日本衰退。富裕層・大企業だけ税逃れ、一般市民は「消費したら罰金」のコロナ増税へ=鈴木傾城

【関連】もはや「大卒」に価値は無い。高学歴の失業者があふれる社会でどう勝負すべきか?=鈴木傾城

【関連】偽装結婚が増加中。日本人が知らない中国人女性の恐ろしさと潔い手口=鈴木傾城

【関連】なぜ生活保護は助けない?所持金600円の母子家庭を追い返し、不正受給4万4,466件の闇=鈴木傾城

【関連】なぜAmazonは中国製の粗悪品だらけになった?日本人を狙い撃ちする中国留学生マニュアル=鈴木傾城

【関連】少子高齢化で日本は生涯現役「強制」社会へ、死ぬまで働く私達が幸せになる唯一の方法は?=鈴木傾城

【関連】なぜ年収数億円の有名人が破産する?私たち庶民にも参考になるたった1つの防衛策=鈴木傾城

【関連】日本発地獄行き。「念願のマイホームを買う」という幸せゲームの末路=鈴木傾城

【関連】フィリピン妻は結婚できない中年男を幸せにするか? 奇跡の婚活、夢の果てに=鈴木傾城

image by:metamorworks / Shutterstock.com
本記事は鈴木傾城氏のブログ「ダークネス」からの提供記事です。※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編

[月額660円(税込) 毎週日曜日]
日本で最も「危険を感じさせる」と言われているブログ「ダークネス」。アジアの闇をテーマにした「ブラックアジア」。この2つのブログで月間約150万ビュー以上を叩き出している鈴木傾城のメルマガです。様々な事件や事象を取り上げて、ブログ「ダークネス」にも書き切れないホンネを書いていきたいと思います。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。