成功者の分析…大経営者になるために必要だった3つの「T」

2015.10.13
by NozomiK
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経営者には誰でもなることができる。しかし、大成するためには、「野心」や「熱意をともなった実行」が必要だと浅利良一さんは言います。彼は大成した経営者たちのキャラクターに共通する点を見つけ出し、自身のメルマガ『戦略経営の「よもやま話」』でわかりやすく語っています。

経営者のキャラクター

中堅企業を立ち上げた創業社長には、結構やんちゃで苦労肌でガキ大将的なキャラクターが多いようです。鋭利な秀才肌は、図太さが求められる創業者には不向きなようです。

日本では松下さん、本田さん、稲盛さん、永守さん、アメリカでもエジソン、ヘンリー・フォード、サム・ウォルトンなどがそうです。

大成するのに必要なのは、動機の是非はともかくとして“野心”です。世のため人のためといった使命感であったり、劣等感を覆そうといったものであっても、そこにあるエネルギーで道が開けていきます。そして、好きなことに突き進むビジョンと世界一になるのだという気概が加わればまわりを引き込む魅力となります。

ノーベル賞を受賞できる要素についておもしろい話を聞きました。
それは能力の違いでなく、どんなテーマを選ぶかが問題だそうです。
「DNAの2重螺旋」、「iPS細胞」でも最初から、ここに焦点を絞り研究を集中させています。

そして、最後の勝負所は、知力ではなく直観や運がものを言います。

余談ですが「DNAの2重螺旋」にしろ「iPS細胞」にしても、ノーベル賞級の研究は、同時代に多くの研究者が取り組んでおりノーベル賞に結びつくのはタッチの差の発表で決まることもあるようです。そうみてみるとノーベル賞を取るノウハウは「テーマを絞り」「集中し」「閃きを大切に」「タイミングを外さず発表」となるかもしれません。

事を成すには、最初に「思い」がなければなりません。
そして、強烈な熱意をともなった実行が道を開いていきます。
よいアイディアはそこらじゅうにあるそうで、要点は実行するかどうか。優秀な知性を集めて戦略計画を練ると、形が整ったものはできます。
しかし、実行となると優秀な知性はそこで終わるそうです。

そこで、実行が行われる要因を考えてみます。松下さんは、「思わな、いけまへんなぁ~」から始めています。稲盛さんは、それをベスト・プラクティスとして「潜在意識にまで透徹する強い持続した願望をもつ」そして成功の秘訣を「単純なことです。成功するまであきらめません」と述べています。

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