思春期の子を持つ親が絶対に聞いてはいけない5つの質問

shutterstock_268226264
 

思春期の子供にどう接したらいいのか、これは、親御さんなら誰もが頭を悩ましている問題です。反抗期、一番難しい年頃ですよね。そこで、家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんのメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』から、Q&Aコーナーへ寄せられた質問と回答をご紹介します。

泣いている子供にどう接したらいいの?

Question

shitumon

思春期の子どもたちと、上手くコミュニケーションとれません。学校で何かトラブルがあったようなのですが、聞いても別に何もない、と言います。しかし、友だちとLINE電話で夜中まで話をし、時には泣いています。心配ですが、何を聞いても煩わしがられてしまいます。どうしたらいいでしょう?」

(静岡市在住 S・Fさん(30代)16歳、13歳のお母様より)

柳川由紀さんの回答 思春期の子供に対する対応

思春期の子どもは、親を煩わしく思うものです。しかし急に甘えたりもします。非常に気分屋だということを踏まえ、接しましょう。子どもが友だちに相談して解決するのであれば、根掘り葉掘り聞くこともないと思います。

親として、一歩離れて見守るのがいいと思います。コミュニケーション上手になるために、以下のポイントを参考にしてみて下さい。

1. 「開かれた質問」をしましょう。

例えば、「学校楽しかった?」ではなく、「楽しそうね、今日、学校で何があったの?」という感じです。はい、いいえで答えられるような質問ではないため、問われた人自分で考え答えることになります。会話を続けるには、こうした質問が有効です。

2. 「大丈夫?」ではなく「どうしたの?」

心配な親としては、つい「大丈夫?」と聞いてしまいます。聞かれたら、たいていの場合「大丈夫」と返事が来ますね? 大丈夫じゃなくても、大丈夫と答えてしまうのが、この質問です。

まずは、「聴く力」のペーシングで、表情や目線の高さ、声のトーン、話すスピードを相手に合わせ、そのあと、「どうしたの?」と問いかけましょう。

3. してはいけない5つの質問

◇追い込み質問:「どうしてこんなことができないの?」などと、相手を否定的な考え追い込んでしまう質問。

◇取り調べ質問:「なぜ? いつ? 誰と?」などと威圧的に、そして矢継ぎ早にする質問。

◇答えを求めていない質問:「何度注意されたらわかるの?」のように叱責する質問。

◇否定質問:「それは違うんじゃない?」と相手の答えをすぐに否定する質問。

◇誤導質問:「いつまですねてるの?」(すねていることが前提)など、質問する前提に誤った事実を滑り込ませている質問。

これらは、子どもの気持ちを逆なでする原因になります。

print
いま読まれてます

  • 思春期の子を持つ親が絶対に聞いてはいけない5つの質問
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け