【熊本地震】避難所で体調を崩さないために大切な5つのこと

 

2.病気の予防

(1)感染症を防ぐ:避難所での集団生活では消化器系感染症などが流行しやすくなります。こまめに手洗いを励行するよう心がけてください(国立感染症研究所の情報)。

(2)粉じんから身を守る。

(3)一酸化炭素中毒防止:換気の良くない場所では燃料を燃やす装置を使用しないようにしましょう。使用する場合には必ず換気を。

(4)エコノミークラス症候群にならないために:定期的に体を動かし、十分に水分をとる。(厚労省情報

(5)心身の機能の低下予防:身の回りのことができる方はなるべく自分で行ったり、可能な作業に参加する。声をかけ合って、積極的に体を動かすようにしてください(「東北地方太平洋沖地震による避難生活に伴う心身の機能の低下の予防について」)。

(6)歯と口の清掃:水の不足等により歯・口の清掃がおろそかになり、食生活の偏り、水分補給の不足、ストレスなども重なって、むし歯歯周病口臭などが生じやすくなります。特に高齢者では、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症を引きおこしやすくなります。できるだけ歯みがき等を。

3.心のケア

休息睡眠をできるだけとるようにしましょう。また相談員に相談を。

4.慢性疾患をお持ちの方

人工透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを必要とする糖尿病等の方は治療を継続する(日本透析医会災害時情報ネットワークからのお知らせ日本糖尿病学会)。

5.妊婦さんや産後間もない方

妊産婦・乳幼児を守る災害対策マニュアルをご覧ください(兵庫県立大学が参考になります)。

避難生活をなさっておられる方、頑張ってください!!

image by: Wikimedia Commons

 

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